イラスト制作時にベースカラーの塗りを「ベタ塗り調整レイヤー+マスク」で管理すると、後から色を変更しやすくなります。
しかし、対象のレイヤーが多いと1つずつ変更する手間がかかります。
そこで拡張機能 DITTO を使って一括変更する方法を解説します。
拡張機能「DITTO」とは
DITTO は、以下のレイヤー情報を一括で変更できるPhotoshop用の拡張機能です。
- Fill(塗り)
- TEXT(文字列)
- Visibility(表示・非表示)
- Font Size(フォントサイズ)
- Font Family(フォントの種類)
- Font Color(フォントの色)
- Line Height(行の高さ)
- X, Y(座標)
あらかじめ設定した変数名に基づいて、対象のレイヤーを一括で更新できます。
DITTOのインストール方法
STEP 1:ファイルのダウンロード
配布元から DITTO のファイルをダウンロードします。
STEP 2:スクリプトを実行
- ダウンロードしたフォルダ内の
install.jsxを所定のスクリプトフォルダへ配置します。
C:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop CC <バージョン>\Presets\Scripts- Photoshopを起動し、install.jsx を実行します。
STEP 3:エラーが出た場合の対処法
インストール時にエラーが発生する場合は、拡張機能フォルダへ HTML フォルダを Ditto にリネームして手動で配置します。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\CEP\extensionsDITTOの使い方
STEP 1:DITTOパネルを開く
- ウィンドウ → エクステンション → Ditto を選択します。

STEP 2:変更したい要素を選択
- プルダウンメニュー から Fill(塗り) を選択します。
- 入力欄 に任意の変数名を入力します(例:
BaseColor)。- ※ DITTOパネルの入力欄では先頭に
#を付けずに入力してください。
- ※ DITTOパネルの入力欄では先頭に
STEP 3:レイヤー名に変数を指定
- 色を変更したいベタ塗りレイヤー の名前に、先頭に
#を付けた変数名(例:#BaseColor)を設定します。
STEP 4:色を指定して更新
- パネル右側の入力欄に指定したいカラーコード(例:
ffff00)を入力します。 - 更新ボタンをクリックします。
設定した変数名が付いたレイヤーの色が一括で更新されます。
補足
- 設定した変数は最上位のレイヤー情報に保持されます。
- 「Load Variables」をクリックすると保存された変数を読み込めます。
DITTOの対応プロパティ一覧
| 設定項目 | 指定例 |
|---|---|
| Fill(塗り) | 29adf1 |
| TEXT(文字列) | 好きな文字列 |
| Visibility(表示・非表示) | on または off |
| Font Size(フォントサイズ) | 20px |
| Font Family(フォントの種類) | 小塚ゴシック Pr6N |
| Font Color(フォントの色) | 29adf1 |
| Line Height(行の高さ) | 46px |
| X(X座標) | 640 |
| Y(Y座標) | 480 |
Photoshopの他の操作方法は関連記事をご参照ください。

レイヤーを操作するスクリプトは、ほかにもあります。




まとめ
- DITTOを使うことで複数のベタ塗りレイヤーを一括で変更できます。
- レイヤーごとにカラーピッカーを開く手間を削減できます。
- レイヤー名に変数ルールを適用することで効率的なカラー管理が可能です。
ベタ塗り調整レイヤーを多用する作業の効率化に役立ちます。
よくある質問:DITTOでベタ塗りレイヤーの色を一括変更する
DITTOとは、何ですか?
Photoshop用の拡張機能で、あらかじめ設定した変数名に基づいて、対象のレイヤーを一括で更新できます。ベタ塗り調整レイヤー+マスクで管理したベースカラーの塗りを、後から1つずつ変更する手間を減らせます。
DITTOで、何を一括で変更できますか?
Fill(塗り)、TEXT(文字列)、Visibility(表示・非表示)、Font Size(フォントサイズ)、Font Family(フォントの種類)、Font Color(フォントの色)、Line Height(行の高さ)、X・Y(座標)を一括で変更できます。記事の指定例では、Fillは色のコード、Visibilityはonとoff、Font Sizeは20px、Font Familyは小塚ゴシック Pr6Nのようなフォント名、Font Colorは色のコード、Line Heightは46px、Xは640、Yは480のように指定します。
どうやってインストールしますか?
配布元からDITTOのファイルをダウンロードし、ダウンロードしたフォルダー内のinstall.jsxを、所定のスクリプトフォルダー(記事の例ではC:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop CC <バージョン>\Presets\Scripts)へ配置します。Photoshopを起動し、install.jsxを実行します。
インストール時にエラーが出たときは?
拡張機能フォルダー(C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\CEP\extensions)へ、HTMLフォルダーをDittoにリネームして、手動で配置する方法を紹介しています。
DITTOの使い方を教えてください。
ウィンドウ → エクステンション → Dittoを選んでDITTOパネルを開きます。プルダウンメニューからFill(塗り)を選択し、入力欄に任意の変数名を入力します(例:BaseColor)。DITTOパネルの入力欄では、先頭に#を付けずに入力してください。次に、変更したいベタ塗りレイヤーの名前に、先頭に#を付けた変数名(例:#BaseColor)を設定します。パネル右側の入力欄に、指定したいカラーコード(例:ffff00)を入力し、更新ボタンをクリックすると、設定した変数名が付いたレイヤーの色が一括で更新されます。
設定した変数は、保存されますか?
設定した変数は、最上位のレイヤー情報に保持されます。「Load Variables」をクリックすると、保存された変数を読み込めます。
記事の手順は、今のPhotoshopでも使えますか? 最新はどこで確認しますか?
記事に、特定のPhotoshopのバージョンでの動作確認の記載はありません。DITTOは、パネルとして読み込まれるタイプの拡張機能で、インストール先や読み込み方法は、Photoshopのバージョンによって変わる可能性があります。配布元の最新の案内を確認し、まずコピーしたファイルで試してください。
