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【Live2D】バストアップから全身へモデルを拡張する方法

2日で作成したLive2D+FaceRigモデル「ねむいねこ」をバストアップから全身へモデルを拡張しました。
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その備忘録。

海外でフリーランスをしているテクニカルアーティスト
ゲーム開発・映像制作・WEB制作等を請け負っています。
当ブログは作業効率化のための技術ブログです。

目次

デザイン

服装、少し悩んだのですが、無難な感じになりました。

ちなみに手を真っ直ぐに書きすぎたのが反省点、Aスタンス(すしざんまい、リラックスしたポーズ)で少し曲げてかけばよかったです。

イラストデータ

サイズはw2048×h3072pxからw3072×h8192pxにカンバスを拡大して加筆

Live2Dへインポートデータについての注意点

あとはバストアップアップのLive2Dデータへ、体のパーツを追加してモデリングするだけなのですが、

このままLive2Dへインポートするとパーツの位置がずれる!ことがわかりました。

いろいろ試してみたのですが、最初にインポートしたPSDサイズから変更するとNGということがわかりました。

たとえLive2DとPSDのカンバスサイズと位置が全く一緒でも、最初に制作した値(w2048×h3072px)から変化するとずれてしまうようです。。。

ということで、カンバスサイズはからw2048×h3072pxに直してからLive2DへPSDをインポートします。

Live2Dのデータ整理TIPS

ウインドウ>プロジェクトを開くとデータの構造が把握できます、無駄なPSDリンクなどはこちらから削除すればデータがきれいになります。

Live2Dモデリング

階層構造を追加

無事位置ずれなくPSDをインポートできたら、まず階層構造を作成します。

  1. 上半身と下半身に構造を分ける
  2. 手と足の関節に回転デフォーマを仕込む

本当は手首にも回転デフォーマを入れるべきなのですが、必要になったら足します。

既存パラメータの修正

デフォーマが旧バストアップサイズに合わせているので、修正しないといけないパラメータは以下の4種類

  • 角度X・Y 
  • 体の回転Z

  • 呼吸

Ctrl押しながらデフォーマを選択すると青色になるのですが、このモードでデフォーマサイズだけの調整もできるのですが

既存のデフォーマを消して作り直したほうが早そうだったので、作り直しました。

追加パラメータ

下記のパラメータを追加で作成、片方だけ作成して動きの反転をすると作業数が半分になります。

ちなみに腕のつなぎ目は手作業で頂点をいじって繋ぎをつくります。

  • アイドル(アイドリングアニメーション用パラメーター)

アイドリングアニメーション

全身になると呼吸だけだと動きが分かりづらいのと、足が全く動かないのも残念なので、足の重心を変更するアニメーションを追加しました。

アニメーションをつけたら、ファイル>組込み用ファイル書き出し>モーションファイル書き出しから「idle.motion3.json」というデータをエクスポート

FaceRigデータのところにmotionsというフォルダを作り格納します。

FaceRig設定

cc_neko.cfgの中身です。

set_special_pose_param neko 'PARAM_CHEEK' 0 1 1
set_special_pose_param neko 'PARAM_TRUST' 0 1 2
set_special_pose_param neko 'PARAM_SUPRISE' 0 1 3
set_special_pose_param neko 'PARAM_ANGER' 0 1 4
set_special_pose_param neko 'PARAM_ANTICIPATION' 0 1 5
set_special_pose_param neko 'PARAM_DISGUST' 0 1 6
set_special_pose_param neko 'PARAM_FEAR' 0 1 7
set_special_pose_param neko 'PARAM_SADNESS' 0 1 8
set_arm_l_param neko 'PARAM_ARM_L' -10 10 -10
set_arm_r_param neko 'PARAM_ARM_R' -10 10 -10
set_hand_l_param neko 'PARAM_HAND_L' -10 10 -10
set_hand_r_param neko 'PARAM_HAND_R' -10 10 -10
set_cam_pos neko 0.0 0.0 4.5
set_idle_anim neko 'idle'
cubism30_set_gravity neko 0 -1
cubism30_enable_wind neko true
cubism30_set_wind_optons neko 0 0 0

詳しくは下記の記事参考にしてください
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FaceRigで動かしてみる

FaceRigにリープモーションという腕の動きを検知するデバイスをつけて腕を動かします。

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あとはOBSでFaceRigの絵を取り込み、背景絵などを追加して絵作りして録画すれば完成です
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バストアップから全身へモデルを拡張する方法まとめ

昨年秋からイラストだけ書いて放置していた全身バージョン、ようやく作成しました。

本当は手の動きの研究のため、早く作りたかったのですが…

今後何かおもしろい事を思いついた時に、このモデルが活躍してくれると思います!

初心者向け]グルー機能の使い方を書きました!
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Live2Dに関する参考記事・ツール・書籍のまとめ

Live2Dのソフト購入

Live2Dはイラストを動かすことができるソフトです。安価にVTuberを作ることができます。

Live2D販売サイト「Nizima」の紹介

Nizima(ニジマ)はVtuberを買ったり、売ったりできるマーケットサービスです。

Live2Dの参考書籍

Live2D+FaceRigの書籍を書きました!

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