結合されたセルが並んでいると、並べ替えも関数もフィルタも効きません。
まとめて解除する方法を、先に結論から書きます。
| とにかく早く | 全選択して「表示形式 → セルを結合 → 結合を解除」。3秒で終わる |
|---|---|
| 値も残したい | 手動だと左上のセルにしか値が残らない。各セルに入れ直すならGAS |
目次
メニューから一括で解除する
スクリプトは要りません。
- シートの左上にある三角(全選択ボタン)を押す。
Ctrl+A(Macは⌘+A)でも同じ - メニューの「表示形式」を開く
- 「セルを結合」にカーソルを合わせる
- 「結合を解除」を選ぶ
これでシート内の結合がすべて外れます。
一括で外す鍵は「全選択」です。
結合セルを1つずつ選ぶ必要はありません。
この方法の落とし穴
解除したあと、表がスカスカになって驚くことがあります。
結合セルの値は、もともと左上の1つのセルにしか入っていません。
見た目では3つ分に広がって見えていても、中身を持っているのは1つだけです。
解除すると、残りは空白のセルとして現れます。
| 解除の速さ | 値の扱い | |
|---|---|---|
| メニュー | 3秒 | 左上だけに残る。他は空白 |
| GAS | 初回のみ準備 | すべてのセルに入る |
並べ替えやフィルタ、ピボットにかけるなら、空白があると困ります。
そこまでやるなら、次のGASのほうが手戻りがありません。
解除できないとき
メニューが押せない、押しても変わらない場合は次を確認してください。
- シートや範囲が保護されている。編集権限がないと外せません
- 閲覧者として開いている。右上の表示から編集者に切り替えます
- 別のシートを見ている。全選択はいま開いているシートだけに効きます
シートが何枚もある場合、1枚ずつ繰り返すことになります。
枚数が多いなら、やはりGASのほうが早く終わります。
GASを使って結合セルを一括解除する方法
GASを使います。
下記のサンプルシートから結合セルをすべて解除してみます。

STEP1:スクリプトエディタを開く
- 対象のスプレッドシートを開く
- メニューから拡張機能 > Apps Script をクリック
- スクリプトエディタが開いたら、以下のコードを貼り付けます
function unmergeAllCells() {
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheets()[0]; // 最初のシートを取得
const mergedRanges = sheet.getDataRange().getMergedRanges(); // 結合セルの範囲を取得
for (let i = 0; i < mergedRanges.length; i++) {
const range = mergedRanges[i];
const value = range.getDisplayValue(); // 結合セルの表示値を取得
range.breakApart(); // 結合を解除
range.setValue(value); // 各セルに値を設定
}
}STEP2:スクリプトを実行する
- スクリプトエディタのメニューから関数を選択(
unmergeAllCells) - 実行ボタンをクリック
これで、シート内のすべての結合セルが解除され、解除された各セルには元の表示内容がコピーされます。

Googleスプレッドシートのほかの操作は、まとめからご覧いただけます。
あわせて読みたい


Googleスプレッドシート・ドライブの使い方まとめ|関数とGAS
Googleのサービスについて書いた記事を、サービス別に分類しました。 手作業を自動化したい場合は、GASを扱った記事もあわせてご覧ください。 各カテゴリーは閲覧数の多…
まとめ
- 急ぐなら全選択 →「表示形式 → セルを結合 → 結合を解除」
- ただし値は左上にしか残らない。他のセルは空白になる
- 並べ替えやフィルタにかけるなら、各セルに値を入れ直すGASが確実
- 外せないときは、保護・閲覧権限・シートの選び間違いを疑う

