OpenAIモデルを使う個人向けの主な認証方法は、ChatGPTアカウントとAPIキーです。組織のアクセストークンや別のモデル提供元には別途条件があります。
ログインできないときは、まず今の状態を確かめ、どこで止まっているかを切り分けます。
- 今の状態:codex login status
- ログインし直す:codex logout のあと codex login
- ブラウザーから戻らない:
codex login --device-auth - 設定ファイルのエラーで止まる:エラーの行を直すか、Codexを新しくする
2026年10月23日に公式認証資料とローカルCLIヘルプを再照合しました。本文のログイン状態・画像は9月29日と10月17日の記録で、今回の再ログイン結果ではありません。
2026年10月17日に、Codex CLI 0.160.0 でログインの状態の表示とヘルプを確かめ直し、画像を追加しました。
ChatGPTアカウントとAPIキーの違い
| ChatGPTでログイン | APIキーでログイン | |
|---|---|---|
| 料金 | ChatGPTプランの利用枠などが適用される | APIの料金で使った分だけ払う |
| Codexのクラウド | 対応プラン・権限・MFAなどの条件を満たせば使える | 使えない |
| データの扱い | ChatGPTのワークスペースの設定に従う | APIの組織の設定に従う |
| 向いている使い方 | ふだんの作業 | CIなど、プログラムから動かすとき |
デスクトップアプリ・CLI・IDE拡張機能のローカル作業は、どちらの認証方法にも対応します。APIキーでは、ChatGPTワークスペースやクラウドに依存する機能に制限があります。
CLIとIDEの拡張機能はキャッシュしたログイン情報を共有します。
片方でログアウトした場合、もう片方も次回起動時に再ログインが必要です。
別の端末やWSLなど、実行環境が違う場合は、それぞれで状態を確認してください。
あなたはどっち?ChatGPTアカウントとAPIキーの選び方
ログイン方法で迷ったときは、使い方から選びます。
- ふだんの作業で使う:ChatGPTのアカウントでログインします。ChatGPTプランの利用枠などが適用されます。Codexクラウドは対応プラン・権限・MFAなどの条件も確認してください。
- CIなど、プログラムから動かす:APIキーでログインします。料金はAPIの通常料金で、使った分だけ払います。Codexのクラウドは使えません。
- データの扱いを確認したい:ChatGPTでログインした場合はChatGPTのワークスペースの設定に、APIキーの場合はAPIの組織の設定に従います。
- 組織の管理者がログイン方法を決めている:決められた方法でログインしないと、Codexはログアウトして終了します。管理者に使うべき方法を確かめてください。
デスクトップアプリ・CLI・IDE拡張機能のローカル作業は、どちらの認証方法にも対応します。APIキーでは、ChatGPTワークスペースやクラウドに依存する機能に制限があります。
今のログイン状態を確かめる
codex login statusLogged in using ChatGPT当方の環境では、ChatGPTのアカウントでログインしていると表示されました。
2026年10月17日に Codex CLI 0.160.0 で実行し直したときも、表示は同じ1行でした。

codex login status の表示。当方の環境では、この1行のほかにメールアドレスやプランの名前は出ませんでした。
codex login statusは有効な認証方式を表示し、認証情報が存在すると終了コード0を返すため、この表示だけでモデルへの接続成功や利用枠の残りまで確認できるわけではありません。
codex login --help では、status は「Show login status」(ログインの状態を表示)と説明されています。
ログイン情報を永続保存する設定では、CODEX_HOME内のauth.json(既定はホームフォルダの.codex/auth.json)か、OSの資格情報の保管場所に保存されます。
後述のephemeral設定では、そのプロセスのメモリ内だけに保持されます。
auth.json にはトークンがそのまま入っているので、人に見せたりGitに入れたりしないでください。
ログインのやり直し方
使えるサブコマンドとオプションは、codex login --help と codex logout --help で確かめられます。

codex login --help と codex logout --help の出力から、必要な行だけを抜き出した表示。Codex CLI 0.160.0 では、codex login のサブコマンドは status(と help)だけでした。
APIキーで入るときは --with-api-key、デバイスコードで入るときは --device-auth を付けます。
codex logout の説明は「Remove stored authentication credentials」で、保存されたログイン情報を消すコマンドです。
0.160.0 には、アクセストークンを標準入力から渡す --with-access-token もありますが、この記事では試していません。
今回表示したのはヘルプだけで、codex logout と codex login そのものは実行していません。
ChatGPTのアカウントで
codex logout
codex loginブラウザーが開くので、ChatGPTにログインすると、ログイン情報がCodexに戻されます。
APIキーで
次はBashなど printenv が使えるシェル向けの例です。
使用中のシェルに OPENAI_API_KEY が設定されていることが前提で、APIキーを標準入力から codex login に渡します。
WindowsのPowerShellやコマンドプロンプトに、そのまま貼り付ける例ではありません。
printenv OPENAI_API_KEY | codex login --with-api-keyPowerShellでは、同じ環境変数を設定済みの場合に $env:OPENAI_API_KEY | codex login --with-api-key とします。
未設定のまま送らず、キーを記事へのコメントや問い合わせに貼り付けないでください。
完了後は codex login status でAPIキーによるログイン状態を確認します。
APIキー利用分はChatGPTのプランと別に課金されます。
ログインできないときの確認順
1. 設定ファイルのエラーで止まっていないか
当方の環境では、古いコマンド版で codex login status を実行したところ、ログインの確認より前に次のエラーで止まりました。
Error loading configuration: C:\Users\(ユーザー名)\.codex\config.toml:6:16: unknown variant `default`, expected `fast` or `flex`設定を読み込む処理では、config.tomlの構文や未対応の値が原因で、認証処理に進む前に失敗することがあります。ヘルプ表示まで含めて、すべての操作が止まるわけではありません。
この過去事例では、新しいアプリが書いた値を古いCLIが受け付けず、更新で解消しました。次の更新コマンドはnpm導入の場合の例です。ほかの方法で導入した場合は対応する更新手順を使います。
npm install -g @openai/codex@latestconfig.toml の書き方は、Codexのconfig.tomlの場所と書き方で紹介しています。
2. ブラウザーからCodexに戻ってこない
ログインのあと、Codexは既定ではlocalhost:1455へのコールバックでログイン情報を受け取ります。
リモートのパソコンで動かしているときや、ネットワークの設定でここがふさがれていると、ブラウザーから戻れません。
その場合は、デバイスコード認証(ベータ)の利用可否を確認します。
codex login --device-auth表示されたリンクをブラウザーで開き、ログインしてから、表示された使い捨てのコードを入力します。
先に、ChatGPTのセキュリティ設定(組織ならワークスペースの権限)でデバイスコードのログインを有効にしておく必要があります。
SSHで接続しているなら、手元の端末で ssh -L 1455:localhost:1455 user@remote-host(接続先は自分のサーバーに置換)を実行し、接続先で codex login を起動する方法もあります。
SSH接続を維持したまま、表示された認証URLを手元のブラウザーで開きます。
3. 会社のネットワークで証明書のエラーが出る
会社のプロキシが独自の証明書を使っていると、ログインで失敗することがあります。
その場合は、環境変数 CODEX_CA_CERTIFICATE に会社の証明書(PEM)の場所を入れてからログインします。
CODEX_CA_CERTIFICATEが未設定の場合はSSL_CERT_FILEが参照されるため、会社指定の証明書設定が既にある場合はその値の設定元も確認してください。
4. ログインしてもすぐ終了する
組織の管理者が、ログインの方法やワークスペースを決めていることがあります。
決められたものと違う方法でログインすると、Codexはログアウトして終了します。
この場合は、管理者に使うべきログインの方法を確かめます。
5. ログの記録を見る
codex login を実行すると、ログの場所に codex-login.log が書かれます。
ブラウザーログインやデバイスコード認証で失敗したときは、このログのエラー内容を手掛かりに確認します。
ログイン情報の保存先を変える
config.toml の cli_auth_credentials_store で、ログイン情報の保存先を選べます。
管理者が認証要件として保存方式を固定している環境では、config.tomlやコマンド指定で上書きできないため、設定変更が反映されない場合は管理者の指定も確認してください。
| 値 | 保存先 |
|---|---|
| file | CODEX_HOME 内の auth.json(既定は ~/.codex/auth.json) |
| keyring | OSの資格情報の保管場所(使えなければ失敗する) |
| auto | 使えればOSの保管場所、だめなら auth.json |
| ephemeral | 現在のプロセスのメモリ内だけに保持する |
cli_auth_credentials_store = "keyring"よくある質問:Codexのログインで迷ったときのチェックリスト
今ログインできているかは、どう確かめますか?
コマンドで codex login status を実行します。
ChatGPTのアカウントでログインしているか、APIキーかが表示されます。
ログインし直すにはどうしますか?
codex logout のあと codex login を実行します。
ChatGPTのアカウントなら、ブラウザーが開くのでChatGPTにログインすると、ログイン情報がCodexに戻されます。
ブラウザーからCodexに戻ってこないときは?
Codexは既定ではlocalhost:1455へのコールバックでログイン情報を受け取ります。
リモートのパソコンで動かしているときなどは、codex login --device-auth のデバイスコードでログインします。
事前に、ChatGPTのセキュリティ設定でデバイスコードのログインを有効にしておく必要があります。
設定ファイルのエラーでログインできないときは?
設定読込み時のエラーで、認証処理に進む前に失敗する場合があります。すべての操作が停止するとは限りません。
エラーの行を直すか、コマンド版を新しくしてください。
会社のネットワークで証明書のエラーが出るときは?
会社のプロキシが独自の証明書を使っていると、ログインで失敗することがあります。
環境変数 CODEX_CA_CERTIFICATE に、会社の証明書(PEM)の場所を入れてからログインします。
auth.jsonを人に見せてもよいですか?
見せないでください。
auth.json にはトークンがそのまま入っているので、人に見せたりGitに入れたりせず、パスワードと同じように扱います。
まとめ
- ChatGPTならプランの枠、APIキーならAPIの料金で使う
- 状態の確認は codex login status
- 設定ファイルの誤りがあると、ログインの前に止まる
- ブラウザーから戻らないときは
codex login --device-auth - auth.json はパスワードと同じように扱う
参考:Codex公式ドキュメント「Authentication」、MicrosoftのPowerShell環境変数資料(認証仕様は2026年10月23日に再照合)。
掲載の実行結果は2026年9月29日の記録です。
今回の補足はシェルの前提と公式の認証仕様の確認であり、実アカウントの再ログインは再実施していません。
2026年10月17日には、Codex CLI 0.160.0 で codex login status と、codex login --help・codex logout --help の表示を確かめ、画像を追加しました。
ログアウトとログインのやり直し、APIキーでのログイン、エラーの再現はしていません。
