Codexには、ChatGPTのアカウントでログインする方法と、APIキーで使う方法があります。
ログインできないときは、まず今の状態を確かめ、どこで止まっているかを切り分けます。
- 今の状態:codex login status
- ログインし直す:codex logout のあと codex login
- ブラウザーから戻らない:
codex login --device-auth - 設定ファイルのエラーで止まる:エラーの行を直すか、Codexを新しくする
この記事は、2026年9月29日時点の公式ドキュメントと、Windows上の Codex CLI で確かめた結果にもとづいています。
ChatGPTアカウントとAPIキーの違い
| ChatGPTでログイン | APIキーでログイン | |
|---|---|---|
| 料金 | ChatGPTのプランの枠で使う | APIの料金で使った分だけ払う |
| Codexのクラウド | 使える | 使えない |
| データの扱い | ChatGPTのワークスペースの設定に従う | APIの組織の設定に従う |
| 向いている使い方 | ふだんの作業 | CIなど、プログラムから動かすとき |
デスクトップアプリ、コマンド版(CLI)、IDEの拡張機能は、どちらの方法でもログインできます。
CLIとIDEの拡張機能はキャッシュしたログイン情報を共有します。片方でログアウトした場合、もう片方も次回起動時に再ログインが必要です。別の端末やWSLなど、実行環境が違う場合は、それぞれで状態を確認してください。
あなたはどっち?ChatGPTアカウントとAPIキーの選び方
ログイン方法で迷ったときは、使い方から選びます。
- ふだんの作業で使う:ChatGPTのアカウントでログインします。料金はChatGPTのプランの枠で使い、Codexのクラウドも使えます。
- CIなど、プログラムから動かす:APIキーでログインします。料金はAPIの通常料金で、使った分だけ払います。Codexのクラウドは使えません。
- データの扱いを確認したい:ChatGPTでログインした場合はChatGPTのワークスペースの設定に、APIキーの場合はAPIの組織の設定に従います。
- 組織の管理者がログイン方法を決めている:決められた方法でログインしないと、Codexはログアウトして終了します。管理者に使うべき方法を確かめてください。
デスクトップアプリ、コマンド版(CLI)、IDEの拡張機能は、どちらの方法でもログインできます。
今のログイン状態を確かめる
codex login statusLogged in using ChatGPT当方の環境では、ChatGPTのアカウントでログインしていると表示されました。
ログイン情報は、ホームフォルダの .codex/auth.json か、OSの資格情報の保管場所に保存されます。
auth.json にはトークンがそのまま入っているので、人に見せたりGitに入れたりしないでください。
ログインのやり直し方
ChatGPTのアカウントで
codex logout
codex loginブラウザーが開くので、ChatGPTにログインすると、ログイン情報がCodexに戻されます。
APIキーで
次はBashなど printenv が使えるシェル向けの例です。使用中のシェルに OPENAI_API_KEY が設定されていることが前提で、APIキーを標準入力から codex login に渡します。WindowsのPowerShellやコマンドプロンプトに、そのまま貼り付ける例ではありません。
printenv OPENAI_API_KEY | codex login --with-api-keyPowerShellでは、同じ環境変数を設定済みの場合に $env:OPENAI_API_KEY | codex login --with-api-key とします。未設定のまま送らず、キーを記事へのコメントや問い合わせに貼り付けないでください。完了後は codex login status でAPIキーによるログイン状態を確認します。APIキー利用分はChatGPTのプランと別に課金されます。
ログインできないときの確認順
1. 設定ファイルのエラーで止まっていないか
当方の環境では、古いコマンド版で codex login status を実行したところ、ログインの確認より前に次のエラーで止まりました。
Error loading configuration: C:\Users\(ユーザー名)\.codex\config.toml:6:16: unknown variant `default`, expected `fast` or `flex`Codexは起動するたびに config.toml を読むので、ここに誤りがあると、ログインを含むすべての操作が止まります。
この例は、新しいデスクトップアプリが書いた値を古いコマンド版が知らなかったもので、コマンド版を新しくすると直りました。
npm install -g @openai/codex@latestconfig.toml の書き方は、Codexのconfig.tomlの場所と書き方で紹介しています。
2. ブラウザーからCodexに戻ってこない
ログインのあと、Codexはパソコンの中の localhost:1455 でログイン情報を受け取ります。
リモートのパソコンで動かしているときや、ネットワークの設定でここがふさがれていると、ブラウザーから戻れません。
その場合は、デバイスコードでログインします。
codex login --device-auth表示されたリンクをブラウザーで開き、ログインしてから、表示された使い捨てのコードを入力します。
先に、ChatGPTのセキュリティ設定(組織ならワークスペースの権限)でデバイスコードのログインを有効にしておく必要があります。
SSHで接続しているなら、手元の端末で ssh -L 1455:localhost:1455 user@remote-host(接続先は自分のサーバーに置換)を実行し、接続先で codex login を起動する方法もあります。SSH接続を維持したまま、表示された認証URLを手元のブラウザーで開きます。
3. 会社のネットワークで証明書のエラーが出る
会社のプロキシが独自の証明書を使っていると、ログインで失敗することがあります。
その場合は、環境変数 CODEX_CA_CERTIFICATE に会社の証明書(PEM)の場所を入れてからログインします。
4. ログインしてもすぐ終了する
組織の管理者が、ログインの方法やワークスペースを決めていることがあります。
決められたものと違う方法でログインすると、Codexはログアウトして終了します。
この場合は、管理者に使うべきログインの方法を確かめます。
5. ログの記録を見る
codex login を実行すると、ログの場所に codex-login.log が書かれます。
ブラウザーのログインやデバイスコードで失敗したときは、このファイルに原因が残ります。
ログイン情報の保存先を変える
config.toml の cli_auth_credentials_store で、ログイン情報の保存先を選べます。
| 値 | 保存先 |
|---|---|
| file | CODEX_HOME 内の auth.json(既定は ~/.codex/auth.json) |
| keyring | OSの資格情報の保管場所(使えなければ失敗する) |
| auto | 使えればOSの保管場所、だめなら auth.json |
| ephemeral | 保存しない(そのときだけ) |
cli_auth_credentials_store = "keyring"よくある質問:Codexのログインで迷ったときのチェックリスト
今ログインできているかは、どう確かめますか?
コマンドで codex login status を実行します。ChatGPTのアカウントでログインしているか、APIキーかが表示されます。
ログインし直すにはどうしますか?
codex logout のあと codex login を実行します。ChatGPTのアカウントなら、ブラウザーが開くのでChatGPTにログインすると、ログイン情報がCodexに戻されます。
ブラウザーからCodexに戻ってこないときは?
Codexはパソコンの中の localhost:1455 でログイン情報を受け取ります。リモートのパソコンで動かしているときなどは、codex login --device-auth のデバイスコードでログインします。事前に、ChatGPTのセキュリティ設定でデバイスコードのログインを有効にしておく必要があります。
設定ファイルのエラーでログインできないときは?
Codexは起動するたびに config.toml を読むため、ここに誤りがあると、ログインを含むすべての操作が止まります。エラーの行を直すか、コマンド版を新しくしてください。
会社のネットワークで証明書のエラーが出るときは?
会社のプロキシが独自の証明書を使っていると、ログインで失敗することがあります。環境変数 CODEX_CA_CERTIFICATE に、会社の証明書(PEM)の場所を入れてからログインします。
auth.jsonを人に見せてもよいですか?
見せないでください。auth.json にはトークンがそのまま入っているので、人に見せたりGitに入れたりせず、パスワードと同じように扱います。
まとめ
- ChatGPTならプランの枠、APIキーならAPIの料金で使う
- 状態の確認は codex login status
- 設定ファイルの誤りがあると、ログインの前に止まる
- ブラウザーから戻らないときは
codex login --device-auth - auth.json はパスワードと同じように扱う
参考:Codex公式ドキュメント「Authentication」、MicrosoftのPowerShell環境変数資料(2026年10月14日再確認)。掲載の実行結果は2026年9月29日の記録です。今回の補足はシェルの前提と公式の認証仕様の確認であり、実アカウントの再ログインは再実施していません。
