20万円台は、AI用PCでもっとも選択肢が分かれる価格帯です。
同じ25万円でも、選ぶ機種によって「できること」がまったく違ってきます。
結論を先に書くと、やりたいことが画像生成かLLMかで、買うべきものが変わります。
ここを決めずに選ぶと後悔しやすい価格帯です。
20万円台の分かれ道
| やりたいこと | 選ぶべきもの | 理由 |
|---|---|---|
| 画像生成AI | RTX 5060 Ti 16GB搭載デスクトップ | CUDAとVRAM 16GBが要る |
| ローカルLLM(14Bまで) | Ryzen AI 9 HX 370搭載ミニPC | 省スペースで静音 |
| 持ち運びたい | MacBook Air M4 | 外出先でもオフラインでAIが使える |
この3つは、どれかを選ぶと他が苦手になります。
画像生成機は大きなLLMが載らず、ミニPCは画像生成が遅く、ノートPCはどちらも中庸です。
優先順位をはっきりさせてから選んでください。
① 画像生成をやるなら:RTX 5060 Ti 16GB搭載デスクトップ
画像生成の実用ラインはVRAM 16GBです。
この容量があるとSDXLが快適に動き、FLUX.1も実用になります。
同じ予算のノートPCはVRAM 8GBになってしまうため、持ち運ばないならデスクトップが有利です。
約25万円:Ryzen 5 5500 / メモリ16GB
VRAM 16GBを最も安く確保できる構成です。
生成速度を決めるのはGPUなので、この用途では十分成立します。
約28万円:Ryzen 7 5700X / メモリ32GB
メインメモリ32GBと8コアCPUで、全体のバランスが取れています。
重いワークフローを組んだり、生成しながら他の作業をするなら、こちらに余裕があります。
② ローカルLLMをやるなら:Ryzen AI 9 HX 370搭載ミニPC
メモリ32GBで14BクラスのLLMが動きます。
手のひらサイズで静かなので、机の上に置いて常時起動しておく使い方に向いています。
約19万円:MINISFORUM AI X1 Pro
この価格帯の主力です。
普段使いのメインPCとしても十分な性能があり、ローカルAIと兼用できます。
約21万円:GEEKOM A9 MAX
スペックはほぼ同格で、金属筐体と長期保証が特徴です。
性能が並ぶなら販売サポートで選ぶ、という考え方もあります。
③ 持ち運ぶなら:MacBook Air M4
ファンレスなのに8BクラスのLLMが実用速度で動きます。
外出先でもネットなしでAIが使える環境が、20万円以下で手に入ります。
整備済み品ならAppleの保証が付いて、新品より2〜3万円安く狙えます。
この価格帯で気をつけたいこと
- 「AI PC」表示に惑わされない:店頭のAI PC表示はNPU搭載を指すだけで、ローカルLLMが快適に動くとは限りません
- ノートPCのVRAMを確認する:RTX 5070はデスクトップ版が12GB、ノート版は8GBです。
型番が同じでも中身が違います - ストレージは2TBを見込む:モデル1個で数十GBあります。
本体価格だけで予算を組むと後から困ります
周辺機器の優先順位はローカルAI用PCの周辺機器にまとめました。
まとめ
20万円台は、用途を決めれば良い買い物ができる価格帯です。
画像生成ならデスクトップ、LLMならミニPC、持ち運ぶならMacBook Air。
この3択のどれかに自分を当てはめてから、機種を見比べてください。
16機種を用途・予算で絞り込める比較データベースもご活用ください。
CPUやGPU単体の性能を比べたい場合はAI性能で選ぶCPU・GPU比較表があります。
※本記事に掲載した価格・仕様は2026年9月3日時点の調査に基づきます。
最終調査日:2026年9月3日。
価格は変動するため、購入前に販売ページで最新の情報をご確認ください。
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