本記事では、Steelcaseのオフィスチェア「Leap(リープチェア)」の各部調整を説明します。2026年10月24日にメーカーの調整ガイドを照合しました。手元の椅子の世代・肘掛け仕様によって操作部が異なるため、本体の表示と取扱説明書を優先してください。今回の実機操作は行っていません。
これまで複数の高級PCチェアを使用してきましたが、最終的にリープチェアに落ち着きました。
リープチェアを正しく調整する理由
高価格帯の椅子ですが、作業環境を整えるために思い切って導入しました。
以前の職場ではアーロンチェアやバロンチェアを使用していましたが、長時間の勤務が続くなかで姿勢を崩して座る癖がついていました。
その癖のままでは椅子のサポート機能を十分に活かせないため、正しい着座姿勢を保てるよう各部を調整しました。
体に合わせて調整する順番
調整する順番の目安です。内容は、この記事の説明にもとづく目安で、体格や好みによって合う設定は異なります。製品の仕様や型番は、購入時期によって変わることがあります。記事末尾にあるとおり、掲載しているリンクの製品は、記事執筆時のものと型番や仕様が異なる場合があるため、購入前に仕様を確認してください。
- まず、足の裏全体が床にしっかり接地する高さに、座面の高さを合わせる。
- 深く腰掛けた状態で、座面の奥行きを調節する。膝の裏と座面の先端との間に、指が数本入る程度の隙間を目安にする。
- 背下部の強度(Lower Back Firmness)とランバーサポートの位置を、自分の腰のカーブに合わせる。
- リクライニングの範囲(Back Stop)と反力(Upper Back Force)を調整する。もたれかかったときに、背中を無理なく支えてくれる強さが目安。
- 最後に、アームレストの高さ・前後・幅・角度を調整する。肘を体の近くに置き、肩に力が入らず、手首をまっすぐ保てる位置を目安にする。
- しばらく使って違和感があれば、調整をやり直す。
体に痛みや強い違和感がある場合は、設定を変えて様子を見るだけでなく、専門家に相談してください。
リープチェアの各部調整手順

リープチェアは、作業中の自然な姿勢をサポートする設計が特徴のワークチェアです。
体格や好みに合わせて細かく設定することで、負担の少ない姿勢を維持しやすくなります。
座面の高さ(ガス式座面上下調節)
- 座面右下にある中央のレバー
座面を上げるときは座面から体重を抜いてレバーを引き上げ、下げるときは座ったままレバーを引き上げます。
足の裏全体が床にしっかりと接地する高さに合わせるのが目安です。
背下部の強度(Lower Back Firmness)
- 座面右側にある大きな丸いダイヤル
メーカー資料では、ダイヤルを前方へ回すと腰部分の支えが強まり、後方へ回すと弱まると説明されています。見る方向で変わる「時計回り」だけを頼りにせず、本体の表示を確認して少しずつ調整してください。
腰へ強く押し付ける設定に固定せず、無理なく支えられる強さを探します。背下部の強さと、ランバーサポートの高さは別の調整です。
リクライニング範囲(Back Stop)
- 座面右側の手前にあるレバー
公式ガイドではレバーで5段階の範囲を選び、レバーが水平の位置では最大まで倒せると説明されています。手元の型番の表示と一致することを確認して操作してください。
リクライニング反力(Upper Back Force)
- 座面右側の手前にあるダイヤル
公式ガイドでは、ダイヤルを前方へ回すと反力が強まり、後方へ回すと弱まります。腰部分の強さを調整するダイヤルとは役割が異なります。
もたれかかった際に背中を無理なく支えてくれる強さに設定するのが推奨です。
アームレスト(4Dアジャスタブルアーム)
4方向調整アームを備える仕様では、高さ・前後・幅・角度(首振り)を調整できます。高さは肘掛け下のボタンを操作し、パッドの位置は持って動かします。すべての世代・仕様に同じ調整機構があるとは限りません。
肘を体の近くに置き、肩を持ち上げず、手首をまっすぐ保てる位置を目安にします。「肘掛けの角度を90度にする」という意味ではありません。
座面奥行き(Seat Depth)
- 座面左側にあるレバー
レバーを操作しながら座面をスライドさせることで、奥行きを前後に調節できます。
深く腰掛けた状態で、膝の裏と座面の先端との間に指が数本入る程度の隙間を空けるのが推奨です。
ランバーサポートの位置(Lumbar Height)
腰椎を適切な位置で支えるためのサポート機能です。
ランバーサポート本体を上下にスライドさせ、自身の腰のカーブに合わせて位置を調節します。
[Q&A]リープチェアにヘッドレストの後付けは可能か
Steelcaseの欧州公式ストアでは、純正ヘッドレストは購入後に後付けできないと案内しています。国内販売品・中古品は型番と仕様を販売店へ照会してください。第三者製品が販売されていることと、メーカーが後付け対応を保証することは別です。
ヘッドレストが必要な場合は、最初からヘッドレスト付きのモデルを選択することをおすすめします。
デスクワークの作業効率を高めるその他のアイテムは、下記の関連記事でも紹介しています。

机や椅子まわりのレビューは、ほかにもあります。


まとめ
調整は一度で固定せず、机の高さや作業内容に合わせて見直します。椅子を調整しても同じ姿勢を長時間続けることは避け、適宜姿勢を変えてください。
デスクワーク用チェアをお探しの場合は、細かなフィッティングが可能なリープチェアの導入を検討してみてください。
この記事で紹介していた商品は、販売終了などでリンクが切れていました。
掲載しているリンクは2026年9月時点で購入できるものに編集部で貼り直したもので、記事執筆時の製品と型番や仕様が異なる場合があります。
よくある質問:リープチェアの調整で迷ったときのチェックリスト
リープチェアの座面の高さは、どう合わせますか?
上げるときは座面から体重を抜き、下げるときは座ったまま、高さ調整レバーを引き上げます。足の裏全体が床に接地する高さを目安にします。
背下部の強度は、どのくらいがよいですか?
腰部分の強さを調整するダイヤルを使います。公式ガイドでは前方へ回すと強く、後方へ回すと弱くなります。手元の本体表示を確認し、無理なく腰を支える設定にします。
アームレストの高さの目安は?
肘を体の近くに置き、肩に力が入らず、手首をまっすぐ保てる位置を目安にします。高さ以外に調整できる方向は、装備されているアームの仕様で異なります。
座面の奥行きは、どう調整しますか?
座面左側にあるレバーを操作しながら、座面をスライドさせます。深く腰掛けた状態で、膝の裏と座面の先端との間に、指が数本入る程度の隙間を空けるのが推奨されています。
ヘッドレストは、後から付けられますか?
メーカーの公式販売案内では、純正ヘッドレストの購入後の後付けには対応していません。必要な場合は購入時に選び、国内販売品は型番を販売店へ確認してください。
記事の商品リンクは、最新ですか?
記事末尾にあるとおり、リンクが切れていたものを、2026年9月時点で購入できるものに貼り直しています。記事執筆時の製品と、型番や仕様が異なる場合があります。
