変更後の値を赤字で表示するには、変更前のシートを残し、同じ位置のセルを比較します。
この方法は値の差分を調べるもので、誰がいつ編集したかという変更履歴とは別です。
このページの例は、個人情報を含まない練習データで試せます。
練習ブック・CSV・コードをまとめたZIPをダウンロードして、元ファイルとは別のコピーで操作してください。
入力例:変更前と変更後を2枚に分ける
練習ブックの「元データ」と「比較」を使います。
両方のA列には同じ順番で資料1〜資料4が入っています。
「元データ」は比較前の状態として変更しません。
| 行 | 元データB列 | 比較B列 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 2行目 | 10 | 11 | 差分あり |
| 3行目 | 空欄 | 0 | 差分あり |
| 4行目 | 0 | 0 | 差分なし |
| 5行目 | text | TEXT | この式では差分なし |
C列で差分を判定し、B列を赤字にする
「比較」のC2に次の式を入れ、C5までコピーします。
ISBLANKの比較により、空欄と数値のゼロも区別します。
数式で返した空文字は本当の空欄とは別です。
=OR(ISBLANK(B2)<>ISBLANK('元データ'!B2),B2<>'元データ'!B2)比較シートのB2:B5を選択し、「ホーム」→「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びます。
次の式を入れて文字色を赤にします。
=$C2適用先は =$B$2:$B$5 です。
C列には同じ行のTRUEまたはFALSEが入り、TRUEの行だけB列が赤字になります。
R1C1形式のRC参照は使わないため、Excel全体の参照形式を切り替える必要はありません。
確認結果と切り分け
| 条件 | 結果 |
|---|---|
| B2とB3 | 赤字になる |
| B4とB5 | 赤字にならない |
| 赤字がずれる | 適用先の先頭行と$C2の行番号をそろえる |
| 行を並べ替えた | 両シートの項目と行順をそろえる |
| 同じ結果の数式に書き換えた | 値が同じなら検出しない |
| 大文字・小文字だけ変えた | 通常の比較では区別しない |
| セルがエラー値になった | 判定もエラーになるため、先に原因を確認する |
書式だけの変更や編集者・時刻は、この式では分かりません。
C列がFALSEでも、変更履歴がないことの証明にはなりません。
「変更の表示」と「バージョン履歴」を使い分ける
Microsoftの変更の表示の説明では、2026年10月2日に取得した本文で最大365日の変更を確認できると案内されています。
利用するExcelの種類や保存先によって使える機能が異なるため、ボタンがない場合はその対応条件を確認します。
バージョン履歴の公式説明では、OneDriveまたはSharePointに保存したファイルが対象です。
個人アカウントでは過去25版、職場・学校アカウントではライブラリの設定に依存すると説明されています。
一律に60日保存される機能ではありません。
設定を戻す
比較シートの今回追加した条件付き書式ルールとC列の判定式を外します。
「元データ」は残しておき、誤って値を変えた場合はそこから作業コピーを作り直します。
2026年10月2日に、練習ブックの数式をArtifact Toolで計算し、CSVをPythonで検証しました。
Excelの実画面での操作、VBAのコンパイル・実行、Redmineへの実際の取り込みは未検証です。
関連記事・旧実装の参考資料
関連記事は用途の違いを確認して参照してください。
練習用ZIPのデータと、記事中のセル番地・コードをそろえています。



