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VTube StudioをOBSに映す方法|背景を透過する3つの取り込み方と選び分け

OBSで配信や録画をする場合、VTube Studioで動かしたモデルの映像をOBSへ取り込む。

取り込み方は複数あり、どれを選ぶかで背景の透過とUIの写り込み、動作の軽さが変わる。

ここでは、公式マニュアルに書かれている3つの方法を並べ、どれを選べばよいかを整理する。

VTube Studio・OBS・プラグイン配布元の説明を2026年10月24日に再確認した。

実機での再現、負荷・遅延の測定は含まない。

目次

透過を優先し、クロマキーは代替手段にする

公式マニュアルは透過できる取り込み方法を優先している。

一方、macOSの通常キャプチャにはクロマキーを使う旧手順も記載しており、全環境で色抜きが不要とは限らない。

Spout2や対応するNDIの取り込みでは、モデルの色を抜く代わりに透明度を渡せる。

色を抜く方式には、モデルに同じ色が含まれているとその部分まで透過してしまうという問題がある。

公式マニュアルにも、選んだ色をモデルに使えない旨の注意が書かれている。

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3つの取り込み方

方法対応透過UIの写り込み公式の位置づけ
Spout2Windowsのみ対応写らないWindowsでの推奨
ゲームキャプチャWindowsのみ対応設定で消せるmacOSでは別の方法が要る
NDIWindows・macOS対応写らないmacOSでの選択肢。負荷が上がる場合がある
公式マニュアルの記載をもとにした比較

Windowsを使っていて迷うなら、公式が推奨しているSpout2から試すのが早い。

OBSのゲームキャプチャはWindows専用で、macOSでは使えない。

Macで透過が必要ならNDIを検討し、通常キャプチャで背景色が残る場合はクロマキーを代替手段として比較する。

Spout2で取り込む(Windows)

公式マニュアルは、Spout2を推奨する理由として4つを挙げている。

  • 動作が速く、CPUの使用がほとんど無い
  • 画質が高く、グリーンバック無しで透過に対応する
  • VTube StudioのUIを取り込まない
  • 複数のVTube Studioの窓を同時に扱える

使うにはSpout2プラグインの配布ページで対応OBS版と通常版・ポータブル版の導入先を確認する。

2026年10月29日に確認した1.14.0はOBS 33.0以降専用で、OBS 32以前では読み込めない。

配布元はOBS 32.x以前では1.13.0を使うよう案内している。

最新のプラグインを選ぶ前に、使用中のOBSの版を確認する。

  1. OBSを終了し、使用中のOBSに対応するSpout2プラグインを導入してOBSを再起動する
  2. VTube Studio側でSpout2を有効にする
  3. OBSでSpout2のソースを作る
  4. モデル映像を背景ソースより上に置き、明るい背景と暗い背景で半透明部分を確認して短く録画する

公式が警告している手順

Spout2の導入で、公式マニュアルが強い調子で注意している箇所がある。

Spout2側の公式案内にはResize Output(source size)という手順が書かれているが、これに従うとOBSのシーンが壊れる可能性がある、と書かれている。

VTube Studioの取り込みのために読む場合は、この手順を実行しないよう案内されている。

プラグインの導入に失敗する場合の対処も書かれている。

  • 使用中のOBS版に合う配布物を選ぶ。古いOBS向けの配布物を現在のOBSへ無条件に使わない
  • 通常インストールとポータブル版で導入先を確認し、複数のOBSの別の場所へ入れていないか調べる
  • インストーラーが権限不足を示す場合は、配布元と導入先を確認して必要な権限で実行する

色が正しく出ないときの設定

OBS側のSpout2ソースには、合成方法を選ぶ項目がある。

公式マニュアルでは、色を正確に出すためにComposite modeをPremultiplied Alphaにするよう案内されている。

この設定は、モデルに半透明の部分がある場合や、ブルームのような後処理の効果を使っている場合に特に重要だと書かれている。

設定が合っていないと、効果が切れたり色がおかしくなったりする。

あわせて、Premultiplied Alphaを使うときはVTube Studio側の背景を透明な黒にしておく必要がある、とも書かれている。

設定する場所設定する内容
OBSのSpout2ソースComposite mode を Premultiplied Alpha にする
VTube Studio背景を透明な黒にする
VTube StudioColor Picker Background を選び、Transparent in capture を有効にする
透過で使うときの設定の組み合わせ

複数のVTube Studioを起動している場合、送信元はVTubeStudioSpout、VTubeStudioSpout2、VTubeStudioSpout3のように並ぶ。

First available senderのままでも動くが、狙った窓を指定したいときは名前で選べる。

ゲームキャプチャで取り込む

Spout2を使わない場合、OBSのゲームキャプチャでも透過に対応できる。

VTube Studio側でColor Picker背景を選び、Windowsであれば Transparent in capture を有効にする。

OBSではゲームキャプチャでVTube Studioのウィンドウを指定し、プロパティの「透過を許可(Allow Transparency)」も有効にする。

OBS公式の説明では、この項目は初期状態で無効になっている。

ゲームキャプチャはWindowsのみで使える点に注意する。

VTube Studioの説明に登場するSyphon Clientは旧方式の記述で、現在のOBSのゲームキャプチャをMacで選べるという意味ではない。

OBS公式はMacではmacOS Screen Captureなどを案内している。

Macの通常キャプチャで透過できない場合は、モデルに使っていない背景色を選び、取り込んだソースへクロマキーフィルターを追加する方法がある。

NDIによる透過とは分けて選び、髪や半透明部分の欠けを録画で確認する。

NDIで取り込む

NDIは、映像を配信の形で流してOBSの入力にする方法である。

公式マニュアルでは、品質と遅延はとても良好で、透過にも対応し、UIを取り込まないと説明されている。

一方で、NDIを使うとVTube Studio側のCPU使用が上がる場合がある、とも書かれている。

Windows・macOS向けの現在の配布元はDistroAV(旧OBS-NDI)。

確認時の要件はOBS 31.1.1以上・NDI Runtime 6.3以上で、OS・CPU構成に合う配布物を選ぶ。

VTube StudioでNDIを有効にし、OBS側のNDIソースで送信元を選ぶ。

旧OBS-NDIとの競合やRuntime不足は配布元の導入案内で確認する。

配信ソフト以外へ映す

ZoomやDiscordのようなアプリへ映したい場合、OBSを経由しない方法もある。

VTube Studioの仮想Webカメラは、対応OS・ドライバーと受信アプリの条件を確認したうえでカメラ入力として選ぶ。

NDI出力がすべての通話アプリへ直接カメラとして現れるわけではない。

NDI対応の受信・仮想カメラ化の仕組みが必要になる。

透明度が通話アプリまで保たれるとも限らない。

うまく映らないときに見る順番

症状先に確かめること
ソースの一覧にSpout2が無いOBSの版に合ったプラグインを入れたか
真っ黒、または何も出ないVTube Studio側でSpout2を有効にしたか
背景が透けないColor Picker背景とTransparent in capture。ゲームキャプチャはOBS側の透過を許可も確認
半透明の部分の色がおかしいComposite modeがPremultiplied Alphaか
UIまで写るゲームキャプチャではなくSpout2かNDIを使う
動作が重いCPU/GPU負荷・解像度・FPSを確認。WindowsならSpout2と比較
症状別の確認先

ノートPCや複数GPUのPCでゲームキャプチャ・Spout2が黒いままなら、OBSとVTube Studioが別々のGPUで動いていないか確認する。

VTube Studio公式は両方を専用GPUで動かすよう案内している。

OBS公式のGPU選択手順に沿って、アプリを終了してからWindowsの「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィック」でOBSとVTube Studioの実行ファイルを登録し、同じ高パフォーマンスGPUを選ぶ。

両アプリを起動し直し、送信元と映像を再確認する。

表示名や実行ファイルの場所は環境により異なる。

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まとめ

  • 透過に対応する方法を優先し、通常キャプチャの色抜きは代替手段として扱う
  • Windowsでの推奨はSpout2で、速くUIも写らない
  • Spout2側の公式案内にあるResize Outputは、OBSのシーンが壊れる可能性があるため実行しない
  • 半透明や後処理の効果を使うなら、Composite modeをPremultiplied Alphaにする
  • macOSではゲームキャプチャの代わりにNDIかクロマキーを使う

本文と公式資料の再確認は2026年10月24日。

各OSでの操作、映像の透過・色・遅延の実機確認は未実施。

プラグインの対応状況は更新で変わるため、導入の前に配布元の記載を見てほしい。

取り込み方の案内はVTube Studio公式マニュアルにある。

VTuberの配信環境はVTuberメソッドのまとめにも置いている。

よくある質問:VTube StudioをOBSに映す

OBSに取り込むとき、グリーンバックは使いますか?

透過対応の方法なら色抜きは不要です。

Macの通常キャプチャなどで背景色が残る場合はクロマキーが代替手段になりますが、モデルと同じ色や半透明の輪郭が欠けないか確認してください。

取り込み方は、どれを選べばよいですか?

Windowsは公式が推奨するSpout2、またはゲームキャプチャが候補です。

MacはWindows専用のゲームキャプチャを使えません。

NDIによる透過と、通常キャプチャに色抜きを加える方法を条件に合わせて選びます。

Spout2を推奨する理由は何ですか? 設定の流れは?

VTube Studio公式は速度、透過、UIを取り込まない点、複数ウィンドウ対応を挙げています。

対応プラグインを導入してOBSを再起動し、VTube StudioのSpout2を有効にしてOBSのSpout2ソースで送信元を指定します。

実際の負荷は環境ごとに確認します。

透過や半透明がうまくいかないときは?

Spout2ではColor Picker BackgroundとTransparent in captureに加え、透明な黒の背景、Premultiplied Alphaの組み合わせを確認します。

ゲームキャプチャではOBSの「透過を許可」も有効にします。

別方式の設定項目を混同しないでください。

Spout2を使わずにゲームキャプチャで取り込めますか? macOSでは?

ゲームキャプチャはWindowsで利用でき、VTube StudioとOBSの両方で透過を設定します。

MacではNDIか通常の画面・ウィンドウ取り込みを検討します。

Syphon Clientの旧説明を現在のMac用ゲームキャプチャの手順として使わないでください。

NDIはどんなときに使いますか?

Macで透過を使いたい場合などの候補です。

DistroAV、OBS、NDI Runtime、OSの対応条件を確認し、VTube StudioのNDI送信元をOBSで選びます。

品質や遅延は実測しておらず、CPU負荷が増える場合もあります。

OBSを使わずに、ZoomやDiscordへ映せますか? うまく映らないときは?

対応する仮想Webカメラなどを使う方法があります。

NDIを通話アプリへ渡すには受信・仮想カメラ化の仕組みが必要で、直接選べるとは限りません。

まず送信元、プラグインの読込、透過設定を個別に確認してください。

この記事は公式資料の確認で、実機での再現結果ではありません。

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この記事を書いた人

須澤 元貴のアバター 須澤 元貴 代表社員

MOTOKI合同会社 代表社員。
アニメ・映像業界とゲーム業界で、2D・UI・3D・アニメーション制作、映像編集、ツール制作に携わってきました。
現在はWordPressを中心にWebサイトの制作とカスタマイズを手がけています。
著書に『Unity デザイナーズ・バイブル』『Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd Generation』(ボーンデジタル)。
岡山県出身、埼玉県在住。

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