ドロップレット実行時のエラー
Photoshopでドロップレットを実行した際に、「ドロップレットとPhotoshopは通信できません」というエラーが表示される場合があります。

このエラーは、Windowsのユーザーアカウント制御や管理者権限の設定不一致により発生することがあります。
本記事では、このエラーの解消手順を解説します。
通信エラーとアクションの途中停止を分ける
まず作業中の文書を保存し、自作画像のコピーを用意します。Photoshopのアクションパネルから対象アクションを1回再生し、次に同じ未処理のコピーをドロップレットへ直接渡してください。既存のアクションを消す必要はありません。
| 比較結果 | 次に確認する箇所 |
|---|---|
| パネル再生でも止まる | レイヤー名、選択範囲、色モード、記録時の素材・保存先。通信設定だけでは直らないため、アクションの停止位置を確認する。 |
| パネル再生は進むが、直接ドロップで通信エラーになる | 下記の実行権限と、旧版削除・更新の履歴。 |
| 直接ドロップは進むがBAT経由だけで止まる | BATの入力パス・EXEの保存場所。呼び出すEXEと入力をそろえて比較する。 |
| 開始するが途中のコマンドや保存で止まる | アクションと出力先の設定。出力画像を開き直し、保存完了を別に確認する。 |
比較の結果と停止したメッセージを控え、1項目ずつ変更して再確認します。以下はAdobeの仕様と過去の記録に基づく切り分けで、このPCでエラーを再現・解消した実機結果ではありません。
1. エラーの原因
主な原因として次の点が挙げられます。
- Windowsのユーザーアカウント制御(UAC)による制限
- Photoshopとドロップレット間での管理者権限レベルの不一致
- 互換性設定による動作の違い
2. エラーの解決手順
STEP.1 更新と実行権限を確認する
作業中のファイルを保存し、Creative CloudでPhotoshopの更新を確認します。
Photoshop本体とドロップレットの「プロパティ」→「互換性」を開き、「管理者としてこのプログラムを実行する」が片方だけ有効になっていないか確認してください。
通常権限で使う場合は両方を通常権限にそろえ、Photoshopを再起動して複製した画像1枚で試します。
STEP.2 管理者実行が必要な環境では両方をそろえる
Photoshopを管理者として実行している環境では、ドロップレット側も同じ権限に合わせます。
組織のPCでは管理者に確認し、変更前の設定を控えてからテストしてください。
この記事の旧手順ではUACの通知を無効にしていましたが、最初からWindows全体の通知設定を下げる手順にはしません。
以前の手順で変更した場合は、テスト後に元のUAC設定へ戻してください。
STEP.3 旧版の削除後に起きた場合を切り分ける
Adobeは、複数バージョンをインストールしたあとで旧版を削除すると、ドロップレットとの接続が失われる場合を案内しています。
発生時期が一致する場合は、アクションや設定をバックアップしたうえで、利用するPhotoshopの再インストールを検討します。
この更新時に現行Photoshopでの実行テストは行っていません。
以下は2019年当時の設定画面です。

Photoshopに関するほかの操作方法は、まとめ記事から確認できます。

ドロップレットの作成手順は以下の記事を参照してください。

スクリプトを動かす環境の記事は、ほかにもあります。



3. まとめ
| 確認項目 | 対応 |
|---|---|
| バージョン | Photoshopの更新を確認する |
| 実行権限 | Photoshopとドロップレットでそろえる |
| 旧版を削除した直後 | 設定を保存し、利用する版の再インストールを検討する |
| UACを変更済み | テスト後に元の設定へ戻す |
エラーが続く場合は、WindowsとPhotoshopのバージョン、発生時期、試した手順を記録してAdobeサポートへ伝えてください。
ほかの操作記事はPhotoshopの使い方まとめから確認できます。
権限レベルと旧版削除後の接続については、AdobeのWindowsのドロップレットのトラブルシューティングを参照しています。公式記事にはCC 2015/2017の例やUAC変更の旧手順も含まれます。この記事では実行権限と発生時期の照合から進め、Windows全体の設定変更や再インストールを一律の最初の対処にしません。
