Photoshopのバッチは、指定したアクションをフォルダー内の画像へまとめて適用する機能です。
最初は元画像のコピーと空の別フォルダーを用意し、2枚だけで入力・保存先・結果を確認します。
Save and Closeは原本の場所へ保存する設定なので、この練習では使いません。
入力コピーと3つのフォルダーを用意する
練習ZIPからscene-landscape.jpgとscene-portrait.jpgを取り出します。
架空のRGB画像で、サイズは400×200pxと200×400pxです。
originalを原本用、inputを処理するコピー用、outputを空の出力用として作り、2画像をoriginalとinputへそれぞれ置きます。
記録中の保存先をoutputと分けるため、recordingという別フォルダーも作ります。
記録後の1ファイルと、バッチで生成した2ファイルを混ぜないためです。
処理する画像が増える前に、コピーを保存した場所と空の出力先を確認してください。
幅200pxとJPEG保存をアクションへ記録する
Actionsパネルの練習用セットにWidth200-SaveJPEGというアクションを作ります。
inputの画像の作業コピーを開いた後に記録を開始し、[画像解像度]で再サンプルと縦横比保持を有効にして幅を200pxへ変更します。
次に[別名で保存]でrecordingフォルダーへJPEGのコピーを保存し、画質を選び、文書を閉じる手順まで記録して停止します。
アクションには画像を開く手順を含めません。
録画した手順にOpenが入っている場合は、記録ファイルを毎回開く動作にならないか確認します。
保存したrecordingの画像は練習出力で、入力や完成品のフォルダーへ戻さないようにします。
バッチの保存先と上書き設定
[ファイル]→[自動処理]→[バッチ]でSetとActionを選び、SourceをFolder、処理元をinput、DestinationをFolder、保存先をoutputにします。
サブフォルダーを含める設定はオフにし、今回の2画像だけを対象にします。
Override Action “Save As” Commandsをオンにします。
これは記録済みの保存先とファイル名をバッチ側の指定へ置き換える設定で、JPEG画質などの保存オプションは記録した値を使います。
アクションにSave Asの手順がなければ、この設定だけで出力が保存されるとは限りません。
ファイル名はドキュメント名、固定文字_batch、拡張子を組み合わせます。
scene-landscape_batch.jpgとscene-portrait_batch.jpgのように入力ごとに違う名前になることを確認し、同名の画像がない空フォルダーを使ってください。
最初はStop For Errorsを選び、問題を見たら先に原因を確かめます。
| Destination | 基本の意味 | 合わせて確認する点 |
|---|---|---|
| None | 通常は保存せず開いたまま | アクション内のSaveやCloseは別に実行され得る |
| Save and Close | 元の場所へ保存して閉じる | 原本を上書きするため練習では選ばない |
| Folder | 指定した別フォルダーへ保存 | 記録したSave Asの扱いと名前を確認 |
実行後の2ファイルと原本を確認する
outputに2つのJPEGがあるかを確認して開き直します。
横長の画像は200×100px、縦長の画像は200×400pxになる想定です。
このアクションは幅を200pxにする処理なので、既に幅が200pxの縦長画像はサイズが変わりません。
長辺を200pxにする処理とは区別してください。
originalとinputの画像が元の寸法・更新日時のままで、処理後の画像が混入していないことも確認します。
ファイルが2枚あっても、同じ記録用画像を2回保存した可能性があるため、画像の内容まで照合してください。
保存されない・同じ画像になるとき
出力がない場合は、アクションにSave Asが記録されているかと、保存先を見直します。
recordingへ保存された場合はSave Asの上書き指定を確認します。
同じ画像が繰り返し処理される場合は、Openの記録とOverride Action “Open” Commandsを確認してください。
Log Errors to Fileを使う場合は、最後にログと出力数を照合し、エラーがある入力を成功件数へ含めないようにします。
戻す場合はoriginalの画像を使い、設定違いの出力は別フォルダーへ退避して混在を防ぎます。
入力コピーの上書きを戻すために、原本まで変更する必要はありません。
確認範囲と公式資料
2026年10月3日に、AdobeのバッチのSource・Destination・Open・Save Asの設定を確認しました。
Photoshop実機での記録、バッチ再生、2ファイルの生成と原本保持は未検証です。
