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Ryzen AI Max+ 395搭載ミニPCの選び方|メモリ・対応モデル・購入前の確認点

ローカルLLM用途のミニPCで注目を集めているのが、AMD Ryzen AI Max+ 395(Strix Halo)搭載機です。

大容量の共有メモリを使える点が特徴ですが、「モデルを読み込めること」と「快適な速度で使えること」は別です。この記事ではメーカーの対応情報と仕様をもとに、2機種・3構成の選び方を整理します。各構成を同じ条件で実測比較した記事ではありません。

目次

Ryzen AI Max+ 395の特徴と強み

メモリ帯域は最大256GB/s。生成速度そのものではない

最大の特徴は、LPDDR5X-8000を256bit幅で接続することで実現した約256GB/sのメモリ帯域です。

AMDの製品資料では最大256GB/sとされています。他機種と比べる場合も、メモリ規格・速度・構成をそろえて確認します。帯域の倍率をそのままLLMの速度差にはできません。

LLMの生成速度にはメモリ帯域のほか、モデル・量子化・実行ソフト・GPUへの割り当て・電力や冷却条件が関わります。購入判断には同じモデルと設定での測定が必要です。

最大128GBのメモリとGPUへの割り当ては区別する

CPU(Zen 5・16コア)とGPU(Radeon 8060S・40CU)はメモリを共有するため、搭載容量の128GBをそのまま専用VRAMの容量とは扱えません。

実際に利用する機種・OS・推論ソフトで、GPUが使えるメモリ量を確認し、Ollamaならモデルを読み込んだ後にollama psのPROCESSOR列でCPU/GPUへの配分、CONTEXT列でコンテキスト長を確認します。

モデルのパラメータ数だけで容量を決めず、量子化形式・コンテキスト長・推論ソフトを含む動作条件を確認します。

NPUは最大50TOPS。対応機能はPC全体で確認する

XDNA 2ベースのNPU(50TOPS)を搭載しており、Copilot+ PCの要件である40TOPS以上を満たしています。

ただし、NPUの数値だけですべての機能への対応は決まりません。MicrosoftのCopilot+ PC案内と購入する製品のOS・対応機能を確認します。使用するLLMソフトがNPUを使うかも別の条件です。

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搭載ミニPC2機種・3構成の比較

モデルメモリ / SSD過去の掲載価格※おすすめの用途
GMKtec EVO-X264GB / 1TB319,999円64GB構成。対象モデル・量子化・GPU割当を照合する
GMKtec EVO-X2128GB / 2TB583,999円大容量モデルの候補。対応表と実行速度を別に確認する
MINISFORUM MS-S1 MAX128GB / 2TB659,799円高速LANやポートの拡張性が必要な環境

※2026年9月2日時点のAmazon実売価格。

搭載メモリを後から増設できるかは機種の仕様で確認します。容量選びはパラメータ数だけでなく、量子化・コンテキスト長・同時実行・OS用の余裕も含めます。購入後の増設を前提に安い構成を選ばないようにしてください。

GMKtec EVO-X2(64GB)|コストを抑えて32Bを動かす構成

メーカーの対応表では、64GB構成にDeepSeek-R1:32Bなどが掲載されています。

「32Bまでならすべて同じ速度で動く」という意味ではないため、使いたいモデルと実行条件の一致を確認してください。

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GMKtec EVO-X2(128GB)|70B級の大型モデルに対応する構成

128GB構成は大型モデルを検討する際の候補ですが、gpt-oss-120bに一律で128GBが必須というわけではありません。

2026年10月8日に確認したGMKtec公式の対応表では、gpt-oss-120bは96GB・128GB構成、DeepSeek-R1:70Bは128GB構成に対応すると記載されています。

これはメーカーの対応情報であり、本記事で新たに実機測定した結果ではありません。

対応表にある構成と現在購入できる構成は一致しない場合があるため、購入ページの容量・SSD・型番も照合してください。

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MINISFORUM MS-S1 MAX|インターフェースと拡張性を重視する構成

同じRyzen AI Max+ 395と128GBメモリの構成でも、電力・冷却・入出力は機種ごとに異なり、同じ実行速度になるとは限りません。

MINISFORUMの公式仕様には10GbE LAN×2、USB4 V2の80Gbpsポート×2、PCIe 4.0 x4接続のフルレングスx16形状スロットが記載されているため、必要な周辺機器の規格・寸法・給電・対応可否を照合して選びます。

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購入前に把握しておくべき注意点

  • 入力処理と生成速度を分けて比較する:すべてのRTX搭載機より遅いとは断定できません。同じモデル・量子化・入力長で、最初の応答までの時間と生成速度を確認します。
  • 画像生成は使うソフトの対応を先に確認する:必要なモデル・拡張機能が購入するOSとGPUで動くか、導入手順まで照合します。CUDAを前提とする機能が必要なら、その条件を満たす構成も比較します。
  • 購入時の総額と販売条件:過去の掲載価格から値下がりを予測せず、同じメモリ・SSD構成の現在価格、送料、返品・保証条件を比較します。

他のミニPCやノートPCとの横並び比較は、ローカルAI向けPC比較データベースに掲載しています。

※本記事に掲載した価格・仕様は2026年9月3日時点の調査に基づきます。

価格表は2026年9月2日、初稿の仕様調査は9月3日、本文中のメーカー対応表は10月8日の記録です。現在価格や実機速度を今回測定したものではありません。

価格は変動するため、購入前に販売ページで最新の情報をご確認ください。

記事内のリンクにはアフィリエイトリンクを含みます。

ローカルAI用のPC選びは、ほかにも書いています。

購入前に確認する4項目

  • 使用するモデル名・量子化・コンテキスト長と、必要なメモリ量を決める。
  • 購入する型番・メモリ構成で、OSと推論ソフトのGPU実行が対応しているか確認する。
  • 比較動画やベンチマークは、入力長・生成速度・電力設定など条件が一致するものを見る。
  • 最終価格、返品・保証、国内サポートと、必要なLAN・USB・ストレージ拡張を確認する。
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