「このセッションの環境は削除されました」と表示されたら、まずCoworkかClaude Codeか、クラウド実行かローカル実行かを確認してください。
メッセージだけで「仕様なので復旧できない」とは断定できません。
Claude Codeのクラウド環境の期限切れについては、公式資料に同じセッションを開き直す手順があります。
Coworkや別のエラーに、この手順がそのまま適用できるとは限りません。
画面が新しいセッションを求める場合は、取り出せる成果物を保存してから引き継ぎます。
Claude Codeのクラウド環境が期限切れになった場合
公式のEnvironment expiredでは、無操作のクラウドセッションは停止し、VMが回収されると説明しています。
コネクタの操作承認やサインインを待つ間も、無操作として扱われる場合があります。
claude.ai/codeから対象セッションを開き直すと、新しいVMが用意され、会話履歴が復元されます。
ただし、旧VM上で実行中・待機中だった作業が、そのまま動き続けるわけではありません。
停止したコマンドやサブエージェントを確認し、必要な処理だけを再開します。
セッション内の定期タスクや待機中のループも自動的には引き継がれません。
外部への書き込みなどを含む処理は、実行済み範囲を確認してから再開を判断してください。
環境の期限切れと、履歴そのものの削除は別です。
Coworkはクラウドと既存のローカルセッションを区別する
現在のCoworkの公式案内では、Pro・Maxの新規タスクは2026年10月6日からクラウドで実行されます。
それ以前に端末上で開始したタスクはローカルに残ります。
プラン・作成時期・画面の表示を確認してください。
構成の公式説明では、クラウド側の一時的な実行環境と、アカウントへ保存されるセッション・ファイルを区別しています。
既存のローカルセッションでは端末上のVMを使うため、すべてを同じクラウドコンテナとして説明することはできません。
クラウドタスクはPCを閉じても進められますが、接続したPCのファイルやブラウザへアクセスする処理には、デスクトップアプリの接続が必要です。
単に画面を閉じたことを、環境削除の確定原因にはしないでください。
Webやモバイルからローカルフォルダを利用する場合は、デスクトップアプリが開いていることに加え、デスクトップで開始したセッションまたは定期タスクであることも公式案内の条件です。
何が残っているかは保存先で確認する
一時環境の回収だけを見て「添付は必ず残る」「作ったファイルは全部消える」と判断せず、実際に開ける保存先を確認します。
会話履歴の存在は、すべての成果物の保存を保証しません。
| 要素 | 保存場所の確認 | 環境が使えないとき |
|---|---|---|
| 会話のやりとり | 対象サービスの履歴・保持設定 | 履歴を開けるか確認。永久保存とはみなさない |
| 作成したファイル・スクリプト | 一時環境だけか、アカウントや外部にも保存したか | 取り出せる保存先とバックアップを確認 |
| インストールしたパッケージ | 実行環境・セットアップ設定 | 新しい環境では再導入が必要か確認 |
| cloneしたリポジトリ・未コミットの変更 | 一時作業領域・リモート・差分記録 | push済みの変更と未保存の変更を分ける |
| チャットに送信済みのファイル | 会話の添付・成果物表示 | 実際にダウンロードして開けるか確認 |
| 接続フォルダに書き出したファイル | ローカルPCの指定フォルダ | 書き出し完了とファイル内容をPC側で確認 |
新しいセッションへ引き継ぐ場合の手順
- 元のセッションを削除せず、閲覧できる会話から目的・決定事項・未完作業を取り出す。
- ダウンロード可能な添付、接続フォルダ、リモートリポジトリを確認し、成果物を保存する。
- 新しいセッションへ要件と保存済みファイルを渡す。利用できなかったファイルも明記する。
- 再実行前に外部への書き込みや公開などの実行済み範囲を照合する。
- 環境を整え、残っている作業から再開する。失われた未保存の変更は別途作り直しが必要になる場合がある。
成果物を回収できない場合は、発生日時・サービス名・OS・アプリのバージョン・セッション識別情報・エラー文を整理してサポートへ問い合わせます。
認証情報や秘密の値は含めません。
Coworkの元タスクを開けて「Download task data」が表示される場合は、タスクデータをダウンロードできます。
公式のClaude Codeへの移行手順は、ダウンロードしたデータを展開し、そのフォルダをClaude Codeで開いて/port-task-dataを実行する流れです。
この操作はタスクデータを使った引き継ぎであり、削除済み環境や取り出せないファイルの復旧を保証するものではありません。
削除・起動失敗・認証エラーを切り分ける
| 症状 | 確認すること | 対応候補 |
|---|---|---|
| 環境の期限切れ・削除の表示 | サービス名、実行場所、元のセッションを開けるか | Claude Codeの期限切れなら公式の再オープン手順。新規作成を求められる場合は保存して引き継ぐ |
| 新規セッションでもワークスペースが利用できない | クラウドの稼働状況か、ローカルVMの起動問題か | アプリ更新と対象環境の要件を確認。クラウド障害にローカル仮想化設定を一律適用しない |
| Claude Codeに再度サインインが必要 | 使用中の認証方式とアカウント | OAuthならターミナル内の /login など、認証エラーの公式手順を確認 |
過去のWindows Coworkの起動失敗報告として、#55649、#57968、#76374があります。
これらは個別環境の利用者報告であり、現在のクラウドセッションの原因を示すものではありません。
容量不足が併発している場合
「No space left on device」は容量などの確認が必要な別のエラーです。
環境削除の表示だけで、ディスク不足が原因だとは判断できません。
操作可能なら対象ボリューム・空き容量・クォータ・inodeなどを調べます。
削除する前に成果物と未コミットの変更を保存し、再生成できるキャッシュやビルド出力を特定します。
不要と確認できないリポジトリやフォルダをまとめて消さないでください。
削除後すぐに容量が戻ることや、環境停止を防げることまでは保証できません。
作業中に残しておくもの
- 成果物は実際にダウンロードするか、接続フォルダへの書き出しを確認する。添付された表示だけで保存完了としない。
- コードは変更内容を確認してコミットし、許可されたリモートへpushできたことを確認する。一時環境内のコミットだけに依存しない。
- 長い作業は途中結果・使用コマンド・依存関係・未完作業を記録する。処理を分ける際は外部更新の重複を避ける。
- 日をまたぐかどうかだけで保持を判断しない。クラウドとローカルの実行条件に合わせて中断・再開を管理する。
よくある質問
必ず新しいセッションを作る必要がありますか?
いいえ。
Claude Codeのクラウド環境の期限切れには、同じセッションを開き直す公式手順があります。
別のサービスや削除状態にも使えるとは限らないため、表示と対象を確認します。
何時間放置すると消えますか?
ここで確認した公式資料だけでは、一律の時間を示せません。
数時間・翌日・数週間といった経過時間だけで消失を断定しないでください。
会話が残っていればファイルも残りますか?
保存先ごとの確認が必要です。
履歴、添付、ローカルフォルダ、リモートリポジトリを順に調べ、開けるファイルを確保します。
関連記事と参考資料
Claude Codeの「OAuth session expired and could not be refreshed」の原因と対処法




- Claude Code on the webの発表記事(導入時の背景)
- Choose a sandbox environment(隔離方式の比較)
- Issue #76374(過去のローカルVM起動失敗報告)
公式資料の再照合日:2026年10月23日。
今回の確認は記事本文と資料の照合です。
環境削除・再オープン・ファイル回収・各OSの画面操作は実機で検証していません。
2026年10月26日:クラウド環境の期限切れとCoworkの構成・移行案内を再確認し、タスクデータの引き継ぎ手順とローカルアクセスの条件を補いました。
