HTMLから値を取り出してSlackへ送る処理を、架空の株価データで練習します。
example.comに都合のよい株価ページがあると仮定するコードを置き換え、記事内の同じHTMLから抽出結果を再現できるようにしました。
静的HTMLから数値を取り出す練習
通知連携の練習コードとローカルテストをダウンロード(ZIP)。
各article-番号.jsを別々のApps Scriptプロジェクトへ保存します。
article-5721.jsを別のApps Scriptプロジェクトへ保存し、demoSlackを実行します。
PRACTICE_HTMLにある練習工業と1,234.50から、架空の通知文を作ります。
外部ページの取得もSlackへの投稿も行いません。
// 各記事の例は別々のApps Scriptプロジェクトへ保存します。
function props_() { return PropertiesService.getScriptProperties(); }
function required_(key) {
const value = props_().getProperty(key);
if (!value) throw new Error(key + 'をスクリプトプロパティへ設定してください');
return value;
}
function plain_(text) {
return String(text).replace(/\[/g, '[').replace(/\]/g, ']');
}
function stateKey_(kind, destination, id) {
const digest = Utilities.computeDigest(Utilities.DigestAlgorithm.SHA_256,
kind + ':' + destination + ':' + id, Utilities.Charset.UTF_8);
return 'CGM_JOB_' + Utilities.base64EncodeWebSafe(digest);
}
function preview_(plans) {
// 実メールや予定の本文はログへ出さない。demo関数で架空の本文を確認。
Logger.log(JSON.stringify(plans.map(p => ({id: p.id, characters: p.text.length}))));
return plans;
}
function sendControlled_(kind, destination, buildPlans, transport) {
if (props_().getProperty('SEND_ENABLED') !== 'true') throw new Error('送信は無効です。まずプレビューしてください');
const lock = LockService.getScriptLock();
if (!lock.tryLock(1000)) throw new Error('別の実行が処理中です');
try {
const plans = buildPlans();
for (const plan of plans) {
const key = stateKey_(kind, destination, plan.id);
const state = props_().getProperty(key);
if (state === 'done') continue;
if (state) throw new Error('結果不明の処理があります。投稿先と記録を照合してください');
// 通信前に記録。通信成功後の記録失敗でも自動で再送しない。
props_().setProperty(key, 'sending');
try {
transport(plan.text);
props_().setProperty(key, 'done');
} catch (error) {
props_().setProperty(key, 'unknown');
throw new Error('送信結果を確定できません。自動再送せず投稿先を確認してください');
}
}
} finally { lock.releaseLock(); }
}
const PRACTICE_HTML = '<h1 id="company">練習工業</h1><span class="price">1,234.50</span>';
function parseQuote_(html) {
// この構造の静的HTML専用。実サイトの汎用HTMLパーサーではありません。
const name = html.match(/<h1 id="company">([^<>]+)<\/h1>/);
const price = html.match(/<span class="price">([0-9,]+(?:\.[0-9]+)?)<\/span>/);
if (!name || !price) throw new Error('想定したHTML要素がありません');
if (!/^(?:[0-9]+|[0-9]{1,3}(?:,[0-9]{3})+)(?:\.[0-9]+)?$/.test(price[1])) throw new Error('価格形式が違います');
const number = Number(price[1].replace(/,/g,''));
if (!Number.isFinite(number)) throw new Error('数値を取得できません');
return {name:name[1].trim(),price:number};
}
function practiceSlackPlans_() {
const quote = parseQuote_(PRACTICE_HTML);
return [{id:'practice-quote-20261002',text:'【架空データ・練習】' + quote.name + ': ' + quote.price}];
}
function demoSlack() { const p = practiceSlackPlans_(); Logger.log(JSON.stringify(p)); return p; }
function sendPracticeToSlack() {
const webhook = required_('SLACK_WEBHOOK_URL');
if (!/^https:\/\/hooks\.slack\.com\/services\/[^/?#]+\/[^/?#]+\/[^/?#]+$/.test(webhook)) throw new Error('Webhookの形式が違います');
sendControlled_('slack-practice', webhook, practiceSlackPlans_, text => {
const response = UrlFetchApp.fetch(webhook,{method:'post',contentType:'application/json',
payload:JSON.stringify({text:text}),muteHttpExceptions:true});
if (response.getResponseCode() !== 200 || response.getContentText().trim() !== 'ok') throw new Error('Slackが成功応答を返しませんでした');
});
}
抽出とWebhook応答の確認結果
| ローカル模擬テストの条件 | 確認した結果 |
|---|---|
| 記事内の静的HTML | 練習工業: 1234.5の通知文を作る |
| 要素がない、数値が1,2のような不正形式 | 空の値を送らずエラーで止まる |
| Webhookへ投稿する要求 | JSONのContent-Typeを設定し、本文だけを渡す |
| 200かつ本文ok以外の応答 | 結果を成功と扱わず、自動再試行を止める |
許可された送信先へ練習データを送る設定
既存のSlackアプリで許可された練習用チャンネルのIncoming Webhookを使い、スクリプトプロパティへSLACK_WEBHOOK_URLを設定します。
Webhook URLは秘密情報として扱い、記事、公開リポジトリ、ログに掲載しません。
送信関数はsendPracticeToSlackです。
送信先、表示名、アイコンはWebhookを発行したアプリ側の設定に従うため、本文のchannel、username、icon_emojiで上書きする旧例を使いません。
現在の仕様とエラーはSlackの公式Webhook説明で確認しています。
HTTP 200だけではなく、応答本文okも確認します。
このコードは固定の練習データを1回送る例で、同じ送信先の送信済み記録があれば再投稿しません。
定期的に実データを通知するには、取得元、取得日時、データの識別方法を決めてから実装を追加します。
抽出用の正規表現は記事内の静的HTML専用です。
実サイトのタグ構造、JavaScriptで描画される値、HTMLの文字参照などを汎用的に扱うものではありません。
実データを取得する場合は利用条件と許可を確認し、提供APIがあればその仕様に合わせて別途検証します。
送信を有効にする前の確認と止め方
送信先を管理する本人の許可を得て、練習用の自分宛てに送る内容と送信先を確認してから、スクリプトプロパティのSEND_ENABLEDをtrueにします。
デモやプレビューの関数に送信トリガーを付けません。
送信する関数を一度手動で試し、投稿先・内容・保存状態を照合してから、必要な時間主導トリガーを1つだけ設定します。
旧プロジェクトや別のトリガーが同時に送ると、このプロジェクトのロックだけでは二重投稿を防げません。
通信前にsending、成功応答後にdoneを保存します。
通信や記録に失敗した場合はunknownなどの状態を残して止まり、自動で再送しません。
結果が不明な場合はSEND_ENABLEDをfalseにし、トリガーも停止して、投稿先に同じ内容が届いていないか確認します。
送信が確認できた記録はdoneへ整え、未送信を確認できた場合だけ再実行の準備をします。
送信済みの記録を消すと同じ対象を再送する可能性があります。
長期運用では記録容量と整理方法を決め、旧コード・設定を控えてから変更します。
戻す際は新しいトリガーを止め、保存したコードと設定へ戻します。
練習コードの検証範囲
2026年10月2日に、Node.jsでGoogle Apps Script・HTTP応答・シート・ロック・保存状態を模した55ケースを確認しました。
ZIPを新しいフォルダーへ展開し、node test_integration.cjsでも同じ結果を確認できます。
実際のGoogle認可、APIへの投稿、シート書き込み、時間主導トリガー、受信側の通知音は未検証です。
ローカルでの成功を、実サービスでの配信成功と扱わないでください。
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