Illustratorでは、作成したシェイプのスタイルをCSSコードとして書き出せます。
色や角丸などの値を取り出す補助になります。
ただし、HTMLの意味構造やレスポンシブ配置まで完成する機能ではありません。
掲載画像は2017年当時の操作記録です。
目次
CSSプロパティパネルの設定
- Illustratorを起動します。
- ウィンドウメニューからCSSプロパティを開きます。
- パネル右上のオプションメニューをクリックし、書き出しオプションを選択します。
- 「名称未設定オブジェクト用にCSSを生成」にチェックを入れます。

CSSコードの生成とコピー手順
- CSSを抽出したいシェイプやオブジェクトを選択します。
- CSSプロパティパネルに、選択したオブジェクトのCSSコードが表示されます。
- 必要なCSSをコピーし、既存のセレクターやレイアウトと衝突しないよう調整してスタイルシートへ追加します。

生成したCSSの表示確認
Illustratorで生成したCSSを使い、ボタン要素にスタイルを適用する例です。
HTMLコード
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>CSS Test</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<a href="#" class="square_btn">OK</a>
</body>
</html>CSSコード
次のCSSは抽出した値をWeb向けに調整する例です。
文字色のコントラストとキーボード操作時のフォーカス表示を補い、押下時に枠を消して高さが変わらないようにしています。
.square_btn {
display: inline-block;
font-family: "メイリオ", sans-serif;
font-size: 24px;
line-height: 1.5;
padding: 8px 64px;
text-decoration: none;
background: #efefef;
color: #444444;
border-bottom: 4px solid #b7b7b7;
border-radius: 12px;
}
.square_btn:focus-visible {
outline: 3px solid #005fcc;
outline-offset: 3px;
}
.square_btn:active {
transform: translateY(4px);
border-bottom-color: transparent;
}
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HTMLのリンク先にある#はサンプル用です。
実際の遷移先を指定してください。
ページ内の処理を実行する操作なら、リンクではなくbutton要素を使います。
複雑な図形はCSSだけで再現しようとせず、必要に応じてSVGや画像として書き出します。
貼り付け後はPC・スマートフォンの表示と、Tabキーでフォーカスが見えることを確認してください。
この記事で紹介しているコードは、GitHubのMOTOKI-LLC/cg-method-codeにもまとめています。
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CSSへ移す値と、Web側で作る部分
| Illustrator側で参照するもの | Web側で確認・調整するもの |
|---|---|
| 色、角丸、線、影、文字スタイル | 既存のCSS変数、クラス名、フォントの配信と代替フォント |
| 見本の位置や大きさ | 画面幅に応じた配置、文字の折り返し、余白 |
| オブジェクト名から生成されるセレクター | HTMLの意味構造、リンクとボタンの用途、同名クラスとの衝突 |
Adobeの学習資料では、CSSプロパティでオブジェクトのスタイルを抽出し、既存のHTMLとCSSへ組み合わせる流れを説明しています。この記事のHTMLとCSSは手作業で調整した例で、Illustratorからそのまま出力されたコードや、現在の版で同じ値が出ることを示す実測ではありません。
- 貼り付け先のCSSとクラス名が重ならないか確認する。
- 狭い画面で文字を長くし、折り返しやボタンの高さを確認する。
- Tabキーで操作対象へ移動し、フォーカスが見えるか確認する。
- 複雑な図形はSVG書き出し、PNGの輪郭はピクセル整合で確認する。

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