ComfyUIのワークフローは、JSONファイルや、ワークフロー情報が入った生成画像から読み込めます。
ただし、ノードが表示されたことと、同じ環境で実行できることは別です。
必要なモデル、カスタムノード、入力画像も揃える必要があります。
この記事では、ローカルのComfyUIを中心に、読み込みから最初の実行までの確認手順を説明します。
Desktop・Portable・手動導入・Cloudで、ファイルの置き場所や利用できる機能が異なる点にも注意してください。
ワークフローに含まれるもの・別に必要なもの
| 項目 | 役割 | 確認すること |
|---|---|---|
| ワークフローJSON | ノードの構成や設定 | 配布元、対象バージョン、用途 |
| モデルファイル | 生成処理に使う学習済みデータ | 種類、保存先、利用条件 |
| カスタムノード | 標準外の処理を追加 | 必要な拡張と対応バージョン |
| 入力画像・動画・音声 | 変換や参照に使う素材 | 読み込むファイルと使用権限 |
| 生成画像内の情報 | 生成時のワークフローを復元する手掛かり | 情報が保持されているか |
JSONだけを受け取っても、大きなモデルファイルまで一緒に入っているわけではありません。
まず配布ページの必要環境を確認します。
方法1:ワークフローJSONを開く
- 現在の作業中ワークフローを保存する。
- 配布元からワークフローのJSONを入手する。
- ComfyUIのワークフローを開く操作からJSONを指定するか、キャンバスへドラッグする。
- ノードと接続が読み込まれたか確認する。
- 不足ノードや不足モデルの表示を確認する。
メニュー表記はUIの版によって変わります。
基本的な保存・読み込み機能はComfyUI公式リポジトリでも案内されています。
JSONに見えるファイルでも、API実行向けの形式や別ツールの設定ファイルの場合があります。
読み込めないときは、拡張子だけで判断せず、配布元が案内する使用方法を確認してください。
方法2:生成画像から読み込む
ComfyUIが保存した対応形式の画像には、ワークフロー情報が含まれる場合があります。
情報を保持したファイルをキャンバスへドラッグすると、構成を復元できます。
すべてのPNGが対象ではありません。
スクリーンショット、SNSから保存した再圧縮画像、別アプリで加工して情報が削除された画像では、見た目が同じでも読み込めない場合があります。
画像から復元できないときは、配布元の元ファイルやJSONを探します。
画像の拡張子を変えるだけで、失われたワークフロー情報が復元されるわけではありません。
方法3:テンプレートから始める
初めて使うモデルなら、テンプレート一覧から対応するワークフローを開く方法が分かりやすくなります。
サイドバーのTemplatesや、Workflowメニューのテンプレート閲覧から探します。
テンプレートでは必要なモデルが不足していると、入手の案内が表示される構成があります。
Desktopとそれ以外ではダウンロード後の配置方法が異なるため、表示された保存先を確認します。
最初に基本テンプレートを動かしておくと、配布ワークフローが動かないときに、ComfyUI本体の問題なのか、追加の構成の問題なのかを分けやすくなります。
読み込んだ直後に確認する4項目
1.モデルを正しく選択する
読み込みノードで、指定されたモデルが選択肢にあるか確認します。
チェックポイント、VAE、テキストエンコーダーなどは役割が違うため、同じ拡張子だからといって別の場所へ置き換えないようにします。
ファイル名が似ていても、モデル系列や構成が違えば動かない場合があります。
配布元の説明に合わせて種類と組み合わせを確認します。
2.不足しているノードを確認する
Missing Nodesなどの表示がある場合は、ノード名と提供元を確認します。
似た名前のノードへ適当に置き換えると、入力・出力の型が合わないことがあります。
カスタムノードは追加プログラムなので、配布元と処理内容を確認して導入します。
単に赤い表示を消すために、不明な拡張をすべて入れないようにします。
3.入力素材を指定し直す
作成者のPCにあった画像や動画は、自分の環境にはありません。
入力ノードで使う素材を指定し直し、想定したサイズと内容か確認します。
画像参照が必須のワークフローなのに、テキストだけで動かそうとしていないかも見てください。
4.出力先と処理量を見る
保存ノードのファイル名、出力先、画像サイズ、枚数、動画の長さを確認します。
大きな処理をそのまま実行する前に、小さな条件で試せるか検討します。
実行エラーが出たら、止まったノードから調べる
ワークフローが開けたのに実行できない場合は、エラーレポートと止まったノードを確認します。
不足モデル、未導入の拡張、型の不一致、メモリ不足では対応が違います。
一度に複数のモデルやノードを更新せず、最初に出ている問題を1つずつ確認します。
基本的な切り分けはComfyUI公式のトラブルシューティングに整理されています。
動いた状態を保存しておく
- 使用したワークフローJSON。
- モデル名と入手元。
- 追加ノードとバージョン。
- 入力素材と主な生成設定。
- 使用環境と、再現できた出力例。
同じシードでも、モデルや実行環境の違いで出力が変わる場合があります。
完全に同じ画像が出ると決めつけず、作業を再開できる情報をセットで残します。
ワークフローを共有する前には、入力画像、ローカルのパス、プロンプト、外部サービスの接続情報などが含まれていないか確認します。
構成を再利用できる便利さと、共有する情報の範囲を合わせて管理しましょう。
