ComfyUIでLoRAを使うには、対応するモデルの組み合わせを選び、Load LoRAノードを生成経路へ接続します。
ファイルを保存しただけでは適用されません。
ノードを置いていても、その出力が生成に使われていなければ結果は変わりません。
この記事では、Load Checkpoint・CLIP Text Encode・KSamplerを使う基本的な画像生成構成を例にします。
新しいモデルや専用ワークフローではローダーや接続が異なることがあるため、そのモデルの配布元の手順を優先してください。
LoRAを追加する前に、ベースモデルで生成できるか確認する
最初にLoRAなしの状態で1枚生成し、画像とワークフローを保存します。
ここで失敗するなら、先にモデル配置や基本ノードの問題を解決します。
基本生成が成功していると、LoRAを加えた後に起きた変化を見分けやすくなります。
次にLoRAの配布ページで、対応するベースモデル、推奨強度、必要なトリガーワード、利用条件を確認します。
SD1.5向けとSDXL向けなど、系統が異なるファイルを同じものとして扱わないようにしましょう。
似た名前のモデルでも、対応する構成が同一とは限りません。
使ったファイル名と配布元のURLを控えておくと、後から再現するときに役立ちます。
LoRAファイルを所定の場所へ置く
一般的なローカル構成では、LoRAをComfyUI/models/lorasへ配置します。
ベースのチェックポイントを置くmodels/checkpointsとは別のフォルダです。
Desktop版や追加モデルパスを使っている環境では、実際に参照している保存先を確認してください。
モデルの種類とフォルダの関係はComfyUI公式のモデル管理説明で確認できます。
ファイル追加後に一覧へ出ない場合は、更新またはComfyUIの再起動を試します。
ダウンロードが完了しているか、別のComfyUI環境のフォルダへ入れていないかも確認しましょう。
フォルダの場所を変える場合は、既存のパス設定を上書きせず、元の設定を残します。
Load LoRAノードを接続する
基本構成では、次のようにLoad CheckpointからのMODELとCLIPをLoad LoRAへ通します。
| 出力元 | 接続先 |
|---|---|
| Load CheckpointのMODEL | Load LoRAのmodel入力 |
| Load CheckpointのCLIP | Load LoRAのclip入力 |
| Load LoRAのMODEL | KSamplerのmodel入力 |
| Load LoRAのCLIP | プロンプト用のCLIP Text Encodeのclip入力 |
ネガティブプロンプト用のCLIP Text Encodeも使う構成なら、そちらのclip入力も確認します。
VAEはLoRAのMODELやCLIPとは別の経路です。
色だけで判断せず、入力と出力の型を見て接続してください。
Load LoRAのlora_nameでファイルを選びます。
具体的な構成例は公式のLoRAチュートリアルから読み込めます。
公式例と同じモデルを使わない場合は、自分のベースモデルに対応するLoRAと設定へ置き換えてください。
強度は一つずつ変えて比較する
Load LoRAには、モデルへの影響を調整するstrength_modelと、CLIP側への影響を調整するstrength_clipがあります。
どの値が適切かはLoRAとモデルの組み合わせによります。
大きくすれば必ず良い画像になるわけではありません。
最初は配布元が示す設定を使い、同じシード・プロンプト・解像度で比較します。
例えば、LoRAなしの画像を基準に、推奨値と少し弱めた値を比較すると、画風や細部の変化を見分けやすくなります。
人物の形、衣服の細部、背景まで崩れる場合は、強度だけでなく、ベースモデルの適合性とプロンプトも確認します。
複数の条件を同時に変えると原因が分からなくなるため、一回ごとに変更した項目を記録しましょう。
LoRAが効かないときの確認順
- 正しいLoRAファイルが選ばれているか。
- 配布元が指定するベースモデルの系統に合っているか。
- Load LoRAの出力がKSamplerやテキストエンコードへつながっているか。
- ノードがバイパスされていないか。
- 強度が0になっていないか。
- 必要なトリガーワードを入力しているか。
- 比較する画像でシードや他の条件を変えていないか。
エラーが出る場合は「効かない」とまとめず、読み込み時なのか生成時なのかを区別します。
ノードの配置だけをやり直す前に、エラー全文と対応モデルを確認してください。
複数のLoRAは、一つずつ動作を確認してから組み合わせる
複数のLoad LoRAを直列につなぐ構成もあります。
最初のLoRAから出たMODEL・CLIPを次へ渡し、最後の出力を生成に使用します。
構成は公式の複数LoRAの例を参考にできます。
ただし、単独で動くものを二つ組み合わせても、望む特徴がそのまま両立するとは限りません。
まず一つだけで比較し、その後に二つ目を追加します。
どちらの効果を優先するか決め、両方の強度を一度に上げないようにしましょう。
保存するのは画像だけでなく、再現に必要な設定も
採用した画像と一緒に、ワークフロー、ベースモデル名、LoRA名、強度、シード、プロンプトを残します。
モデルの配布ページやバージョンも記録しておくと、後でファイルを入れ替えた場合に違いを追えます。
LoRAはモデルの特徴を調整する手段です。
構図や細部を完全に固定できると考えず、必要な特徴が出ているかを同条件で比較しながら調整してください。
