Amazon10/19まで!プライム感謝祭開催中!セール会場へ

Photoshopの書き出し形式の違い|JPEG・PNG・WebP・TIFF・PSDの選び方

Photoshopの書き出し形式の違い(Photoshopメソッドのロゴと記事タイトル)

Photoshopの書き出し形式は、編集を続けるならPSD、Webサイトの写真ならJPEGかWebP、透明やくっきりした図ならPNG、印刷や他のソフトへの受け渡しならTIFFを選ぶのが基本です。

迷ったら、まず元データをPSDで残し、そこから用途ごとの形式で書き出します。

この記事は、書き出すたびに形式で迷う方や、受け取った相手から「開けない」「透明が消えた」と言われた方に向けたものです。

各形式の特徴は、Adobeの公式ヘルプ「Photoshop でサポートされている画像ファイル形式」(2026年4月7日更新、2026年10月15日に確認)に基づいています(Adobe公式:Photoshop でサポートされている画像ファイル形式)。

画面は Photoshop 2026(27.11.0)、Windows 11 で撮影しました。

透明な部分とレイヤーが2枚ある練習用の文書を、PSD・JPEG・PNG・WebP・TIFFで保存し、レイヤーと透明が残るかを実機で確かめています。

印刷会社への入稿、ほかのレイアウトアプリでの開き方、macOS での動きは確かめていません。

目次

5つの形式の違い

形式圧縮透明レイヤー主な用途
PSD可逆残る残る編集を続ける元データ、Adobeのほかのアプリへの受け渡し
JPEG非可逆残らない残らないWebサイトやメールの写真
PNG可逆残る残らない透明な背景の画像、文字やロゴの入った図
WebP可逆と非可逆を選べる残せる残らないWebサイトで容量を抑えたい画像
TIFF可逆残せる残せる印刷や、ほかのアプリとの受け渡し
Photoshopでよく使う5つの形式

「可逆」は保存しても画質が変わらない圧縮、「非可逆」は画質を少し落とす代わりに容量を小さくする圧縮です。

同じ文書を5つの形式で保存した結果

練習用に、透明な背景の上に立体を描いた画像(1600×1100ピクセル)に、半透明の帯のレイヤーを重ねた文書を作りました。

「別名で保存」でPSDにした後、「コピーを保存」で残りの4つの形式を保存し、Photoshopで開き直して確かめた結果です。

形式(保存時の設定)ファイルの大きさ開き直したとき
PSD約2.3MBレイヤー2枚と透明が残った
JPEG(画質5)約58KB「背景」1枚になり、透明だった部分は白
PNG(大きなファイルサイズ)約388KBレイヤーは1枚、透明は残った
WebP(劣化、画質100)約50KBレイヤーは1枚、透明は残った
TIFF(圧縮なし、レイヤーあり)約6.4MBPhotoshopではレイヤー2枚と透明が残った
同じ文書を5つの形式で保存した結果(2026年10月18日、Photoshop 2026で確認)

ファイルの大きさは、この画像とこの設定での一例で、画像の中身や画質の設定で変わります。

透明が消えたのはJPEGだけで、レイヤーが残ったのはPSDとTIFFだけでした。

それぞれの形式の特徴

PSD:編集を続けるための元データ

Adobeの公式ヘルプでは、PSDはPSBと同様に、すべての機能を維持できる唯一の形式と説明されています。

レイヤー、マスク、調整レイヤーなどがそのまま残るため、後から直す可能性がある作業は、必ずPSDで保存しておきます。

非常に大きな画像では、PSDの制限を超えるため、大きなドキュメント用のPSBを使います。

公式ヘルプによると、PSBは幅または高さが300,000ピクセルまでのドキュメントに対応しています。

JPEG:写真をWebで使う

公式ヘルプでは、JPEGは写真や連続階調の画像に使われ、透明には対応していないと説明されています。

非可逆の圧縮のため、圧縮率を上げるほど画質が下がります。

透明な部分のある文書を「コピーを保存」でJPEGにすると、「JPEG オプション」が開いている間のプレビューで、透明だった部分が白になり、レイヤーも1枚にまとまりました。

「JPEG オプション」ダイアログ。マットは「なし」、画質は5(中)、形式オプションは「ベースライン(標準)」、推定サイズ66.5K。左のカンバスでは透明だった部分が白になり、右下のレイヤーパネルはレイヤーが「レイヤー 1」の1枚だけになっている
2026-10-18 撮影。Adobe Photoshop 2026(27.11.0)、Windows 11。透明な部分とレイヤー2枚がある文書を「コピーを保存」でJPEGにしたときのオプションとプレビュー

画質は「画質」の欄で決め、右下に保存後のおおよその大きさが表示されます。

一度JPEGで保存した画像を開いて直し、またJPEGで保存すると、そのたびに画質が落ちるため、編集はPSDで行います。

PNG:透明な背景やくっきりした図

PNGは可逆の圧縮で、グレースケールとRGBの画像の透明部分を残せます。

文字、ロゴ、図解のように色の境目がはっきりした画像は、JPEGよりPNGのほうが、縁がにじまずにきれいに保存できます。

その反面、写真をPNGで保存すると、ファイルサイズが大きくなりやすくなります。

「コピーを保存」でPNGを選ぶと、「PNG 形式オプション」で「大きなファイルサイズ(最速保存)」「中程度のファイルサイズ(中速保存)」「最小のファイルサイズ(最低速保存)」から選べます。

撮影した環境では「大きなファイルサイズ(最速保存)」が選ばれた状態で開きました。

WebP:Webサイトで容量を抑える

WebPは、Web向けに作られた形式で、可逆と非可逆の圧縮を選べます。

Photoshopの「WebP オプション」では、可逆は「劣化なし」、非可逆は「劣化」という名前で表示され、「劣化」のときは画質を数値で指定します。

「WebP オプション」ダイアログ。画像圧縮で「劣化なし」と「劣化」を選べ、「劣化」が選ばれていて画質は100、最高(低圧縮率)。下にXMP、EXIF、Photoshopエクストラのメタデータを含めるチェックボックスがある
2026-10-18 撮影。Adobe Photoshop 2026(27.11.0)、Windows 11。「コピーを保存」でWebPを選んだときのオプション

公式ヘルプでは、Photoshop 23.2以降はWebPを直接開いて保存でき、23.1以前はWebPShopプラグインが必要と説明されています。

保存の手順と透明の扱いは、PhotoshopでWebPを保存する方法で説明しています。

TIFF:印刷やアプリ間の受け渡し

TIFFは、ほぼすべてのペイント、画像編集、レイアウトのアプリで開ける形式です。

公式ヘルプでは、4GBを超えるファイルを保存する場合は、BigTIFFのオプションを選ぶよう案内されています。

Photoshopで保存したTIFFにはレイヤーや透明部分を残せますが、多くのアプリはTIFFの透明に対応しておらず、開くと統合されることがあります。

レイヤーのある文書で「コピーを保存」からTIFFを選ぶと、「レイヤー」にチェックが入った状態になり、保存の途中で「レイヤーを含めるとファイルサイズが大きくなります」という確認が出ました。

「TIFF オプション」ダイアログ。画像圧縮は「なし」「LZW」「ZIP」「JPEG」、左下に「画像ピラミッドを保存」「透明部分を保持」「BigTIFF 形式を使用」のチェックボックス、右に「ピクセルの順序」「バイト順序」「レイヤーの圧縮」の選択がある
2026-10-18 撮影。Adobe Photoshop 2026(27.11.0)、Windows 11。「コピーを保存」でTIFFを選び、「レイヤー」にチェックを入れて保存したときのオプション(開いた時点の値)

「TIFF オプション」の「透明部分を保持」と「BigTIFF 形式を使用」は、開いた時点でどちらもオフでした。

そのまま保存したTIFFは、Photoshopで開き直すとレイヤー2枚と透明が残っていました。

一方、レイヤーを読まない画像ライブラリ(PythonのPillow)で同じファイルを開くと、透明だった部分は白になっていました。

ほかのアプリに渡すTIFFで透明が必要なときは、「透明部分を保持」の設定と、相手のアプリでの見え方を確かめてから渡します(チェックを入れた場合の結果は確かめていません)。

用途から形式を選ぶ

用途選ぶ形式理由
後から直す可能性があるPSDレイヤーや編集の情報がすべて残る
Webサイトの写真JPEG、またはWebP容量が小さく、表示が速い
透明な背景のロゴやアイコンPNG、またはWebP透明を残せる
文字や図の入った画像PNG色の境目がにじまない
印刷会社への入稿入稿先の指定に従う(TIFFやPDFが多い)CMYKに対応した形式が求められる
ほかのアプリを使う人への受け渡しTIFF、JPEG、PDF多くのアプリで開ける
用途ごとの形式の選び方

Adobeの公式ヘルプでも、Web用には圧縮の効率がよいJPEG、PNG、WebP、CMYKが必要な印刷にはPSD、TIFF、PDF、ほかのアプリとの共有にはTIFF、JPEG、PDFが挙げられています。

印刷用にCMYKへ変換する手順は、PhotoshopでRGBをCMYKに変換する方法で説明しています。

どの画面から保存するか

Photoshopでは、同じ形式でも、保存する画面によって選べる設定が違います。

画面向いている使い方
ファイル → 保存/別名で保存PSDなどの元データを保存する
ファイル → コピーを保存元データを開いたまま、JPEGやTIFFなどの別の形式でもう1つ保存する
ファイル → 書き出し → 書き出し形式Web用にサイズや画質を調整して、PNG、JPEGなどで書き出す
ファイル → 書き出し → 「PNG をクイック書き出し」(形式は設定で変わる)決めておいた設定で、すぐに書き出す
保存と書き出しの画面

レイヤーのある文書で「別名で保存」を開くと、「ファイルの種類」にはPhotoshop(PSD)、ビッグドキュメント形式(PSB)、Photoshop PDF、TIFFの4つしか出ませんでした。

JPEG、PNG、WebPなどは「コピーを保存」の一覧にあります。

「ファイルの種類」の一覧の比較。上の「別名で保存」はPhotoshop、ビッグドキュメント形式(PSB)、Photoshop PDF、TIFFの4つだけ。下の「コピーを保存」にはAVIF、BMP、GIF、JPEG、JPEG XL、PNG、TIFF、WebPなど多くの形式が並んでいる
2026-10-18 撮影。Adobe Photoshop 2026(27.11.0)、Windows 11。レイヤーが2枚ある文書で「別名で保存」と「コピーを保存」の「ファイルの種類」を開いた一覧

メニューの「コピーを保存」を選ぶと、開く画面の題名は「複製を保存」でした。

コピーを保存した後も、開いている文書はPSDのままなので、続けて別の形式でも保存できます。

書き出しの3つの画面の違いは、Photoshopの書き出し3方式を比較で詳しく説明しています。

書き出した後に確かめること

  • 書き出したファイルを、実際に使うアプリやブラウザーで開ける
  • 透明が必要な画像で、背景が白などで埋まっていない
  • Web用の画像の容量が、使う場所の目安に収まっている
  • 元データのPSDを、別に残してある

保存そのものがうまくいかない場合は、Photoshopで保存できない原因と対処法を参考にしてください。

次に学ぶ・作業環境を選ぶ

学習を続けたい方や、作業環境を整えたい方は、目的に合うガイドをご覧ください。

Photoshopのおすすめ書籍

動作要件とPCの確認項目

周辺機器の優先度

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次