複数のアートボードを別々の画像にする場合は、[ファイル]→[書き出し]→[アートボードからファイル]を使います。
保存するボード、背景、ボード外の内容、画像への名前表示を指定し、出力後に枚数と寸法を確認します。
2枚の練習用アートボードを用意する
練習用PSDに、cgm-squareという256×256pxのボードと、cgm-bannerという512×256pxのボードを作ります。
中へそれぞれ架空の文字A・Bを置き、ボードの境界と重なる図形も1つ用意してください。
原本を保存し、書き出し用の空フォルダーを作ります。
まず全部を書き出し、次に1枚だけを書き出して違いを確認します。
比較する設定ごとに出力フォルダーを分けると、どの条件で作った画像かを後から確認できます。
実案件のPSDで練習する場合はコピーを使います。
アートボードからファイルの設定
[ファイル]→[書き出し]→[アートボードからファイル]を開き、保存先とファイル名のプレフィックスを指定します。
最初はプレフィックスをcgm、形式をPNGにして、[選択したアートボードを書き出し]はオフにします。
形式ごとの追加設定も確認して実行します。
ファイル名の組み立ては実際の出力で確認してください。
| 設定 | 目的 | 出力後の確認 |
|---|---|---|
| アートボード内のみ | ボード内の内容で出力する | 境界の外にある図形がどう扱われるか |
| 重なる領域を含める | 重なっている内容も対象にする | 外側の図形と出力範囲 |
| 背景を含める | アートボードの背景を含める | 透過の必要性と背景色 |
| 選択したアートボード | 選択中のボードだけを対象にする | 全ボードとの出力枚数の差 |
| アートボード名を含める | 画像に名前のラベルを付ける | 文字・追加キャンバスと最終寸法 |
[アートボード名を含める]は、名前をファイル名に使うだけの設定ではありません。
画像へラベルを付け、フォント・文字サイズ・色・追加キャンバスの色を指定します。
元ボードと同じ寸法で納品したい場合はまずオフにし、オンにした出力とは別フォルダーで比べてください。
全体と1枚の出力を確認する
全部を対象にした練習では、AとBの2枚が出ているか確認します。
名前ラベルをオフにし、ボード内だけを対象にした場合は、cgm-squareが256×256px、cgm-bannerが512×256pxになっているか開いて確認してください。
透明の予定なら、背景が焼き込まれていないことも見ます。
次にレイヤーパネルでcgm-squareだけを選び、別の空フォルダーで[選択したアートボードを書き出し]をオンにして実行します。
Aの1枚だけが出ているか確認してください。
枚数が違う場合はボードの選択状態と選択書き出しの設定を、寸法が違う場合は名前ラベルと対象範囲を先に確認します。
書き出し形式やスクリプトとの違い
倍率違いの画像もまとめて作りたい場合は、[書き出し形式]の倍率指定を確認してください。
アートボードからファイルの一括保存と、倍率を追加する機能を同じものとして扱わないようにします。
UXPのDocument.artboardsは、アートボードの一覧を取得する読み取り専用プロパティです。
それだけで画像を保存するAPIではなく、ExtendScriptのJSXと同じ仕様でもありません。
独自の自動化を作る場合は、利用するスクリプト方式と実際の保存処理を別に確認します。
原本へ戻すときは保存済みPSDを開きます。
設定違いの出力は別フォルダーへ退避し、同名の画像に混ぜないでください。
書き出した画像から編集用レイヤー構造まで戻せるとは限らないため、PSDを残します。
確認範囲と公式資料
2026年10月3日に、Adobeのアートボード書き出し手順とUXP DocumentのAPI資料を確認しました。
Photoshop実機での2枚・選択1枚の書き出し、背景とラベルによる寸法の変化は未検証です。
