手元のJSXファイルを1回だけ実行する場合は、Photoshopの[ファイル]→[スクリプト]→[参照]から選びます。よく使うファイルはPresets/Scriptsへ配置して、メニューから呼び出せます。
JSXはExtendScript用のファイルです。UXPの.psjsとは実行環境が異なるため、拡張子を変えるだけで同じコードが動くとは限りません。UXPスクリプトとJSXの違い
目的に合う実行方法を選ぶ
| 目的 | 方法 | 詳しい記事 |
|---|---|---|
| ダウンロードしたJSXを試す | スクリプト→参照 | このページの手順 |
| 繰り返しメニューから実行する | Presets/Scriptsへ配置 | メニューへの登録と表示先 |
| 保存などのイベントで実行する | スクリプトイベントマネージャー | イベントの設定と解除 |
| WindowsやmacOSの外部処理から実行する | COM・AppleScript | 外部からJSXを実行 |
最初は画像を変更しないファイルを使う
次の1行をテキストエディターへ入力し、hello.jsxという名前で保存します。この例はメッセージを表示するだけで、画像の保存やレイヤーの変更を指示していません。
alert("テスト\nHello World");
保存後にファイル名を確認してください。hello.jsx.txtになっている場合は、実際の拡張子が.txtのままです。Windowsではエクスプローラーでファイル名拡張子を表示すると確認できます。
[参照]から1回実行する
- Photoshopを開き、[ファイル]→[スクリプト]→[参照]を選びます。
- 保存した
hello.jsxを選択します。 - メッセージが表示されるかを確認し、閉じます。
Adobe公式ヘルプは、別の場所にあるJSXを[参照]から実行する方法を案内しています。Adobe公式:スクリプト
このテストが通った後に、使いたいスクリプトの必要条件を確認します。「ドキュメントを開く」「対象レイヤーを選ぶ」「出力先を選ぶ」などの条件はコードごとに異なります。画像を変更するコードは、作業用のコピーで試してください。

メニューへ登録する
繰り返し使うJSXは、実行するPhotoshopのアプリケーションフォルダー内にあるPresets/Scriptsへ配置します。複数のPhotoshopをインストールしている場合は、現在使っている版のフォルダーを選びます。
配置後はPhotoshopを再起動して、[ファイル]→[スクリプト]にファイルが表示されるか確認します。メニューの表示名や表示先をコードで指定する方法は、メニュー登録の記事に分けて説明しています。
登録を取り消す場合は、自分で追加したファイルを別のフォルダーへ移し、Photoshopを再起動します。標準で入っているスクリプトと、追加したファイルを区別して管理してください。
実行できないときの切り分け
| 症状 | 確認する内容 |
|---|---|
| メニューに出ない | 配置先のPhotoshopの版、実際の拡張子、再起動 |
| ファイルを選ぶとエラーになる | エラー文と行番号、コードの必要条件 |
| メッセージだけの例は動くが目的のコードは動かない | 対応版、対象ドキュメント、選択レイヤー、依存する外部ファイル |
| 保存のたびに勝手に動く | スクリプトイベントマネージャーに登録したイベント |
| .psjs用のコードが動かない | JSX用とUXP用のAPIを混在させていないか |
エラーを相談する際は、Photoshopのバージョン、OS、ファイル名、エラー全文、行番号を残します。画像を処理するコードでは、実行前の選択状態も記録すると、条件の違いを説明できます。
別のJSXからファイルを読み込む場合
コードを複数ファイルに分ける場合は、ExtendScriptの$.evalFile()で外部ファイルを読み込みます。既存例のパスは自分の保存場所へ置き換えてください。
var external = $.evalFile("C:/Users/namae/Desktop/alert.jsx");
渡すのは実行するファイルのパスです。$.evalFile(alert(...))のように書くと、先にalert()が評価され、その返り値をファイル指定に渡すことになるため、外部ファイルを読み込む例にはなりません。メッセージを表示するだけなら、最初の例のようにalert()を直接呼び出します。
JSXBINを使う場合も、ファイルを読み込む処理とコードの秘匿性は分けて考えます。JSXBINによる難読化と限界を確認してください。WindowsやmacOSからPhotoshop自体を呼び出す処理は、COM・AppleScriptの記事に分けています。
確認した範囲
2026年10月3日にAdobe公式ヘルプでJSXの実行と配置先を確認しました。UXPの実行環境についてはAdobe開発者文書を参照しています。この原稿の手順とメッセージ表示はPhotoshop実機で未検証です。
