Everythingはファイル名や場所の索引から対象を検索するWindows用ツールです。
コマンド版のes.exeを使うと、フォルダー・拡張子・サイズなどの条件をコマンドプロンプトから指定できます。
前提と練習用データ
ZIPは新しい空のフォルダーへ展開し、元データや既存の出力を含む場所へ重ねて展開しないでください。
以下は2026年10月2日にEverything 1.4.1.1032とES 1.1.0.37で確認した、コマンドプロンプト用の例です。
Everything本体が起動していることと、練習フォルダーが索引の対象に含まれることが前提です。
導入方法と対応版はvoidtools公式のダウンロードページで確認します。
すでに利用している環境では、再インストールや索引設定の変更は不要です。
ZIPをC:\Practice\cgm-filesへ展開すると、検索対象はC:\Practice\cgm-files\Everything 資料になります。
MP4とFBXは検索専用のダミーデータで、動画・3Dモデルとして再生や読み込みをする用途には使えません。
sub_test.srtにはUTF-8で「テスト」、other.srtには別の文字が入っています。
場所と拡張子で絞る
es -path "C:\Practice\cgm-files\Everything 資料" ext:fbxmodel.fbxが1件出ます。
-pathのパスは空白を含むため二重引用符で囲み、ext:fbxは検索条件としてそのまま渡します。
GUIの検索欄では名前の一部、ext:png、スペースによるAND、|によるOR、!による除外が使えます。
コマンドプロンプトでは|や>がシェルの記号にもなるため、GUIの式をそのまま貼り付けず、次のように必要な部分を保護します。
サイズ・正規表現・更新日を指定する
es -path "C:\Practice\cgm-files\Everything 資料" size:">"5mb6MiBのbig.mp4が出て、100バイトのsmall.mp4は出ません。
>だけを引用符で囲むと、出力先へのリダイレクトとして解釈されるのを防げます。
条件全体を"size:>5mb"で囲むと文字列検索になるため、この例では使いません。
es -path "C:\Practice\cgm-files\Everything 資料" regex:"^sub_.*\.srt$"ファイル名がsub_で始まり.srtで終わるsub_test.srtが出ます。
regex:の後の式を引用符で囲み、コマンドプロンプトに^を消されないようにします。
es -path "C:\Practice\cgm-files\Everything 資料" dm:today ext:srt最終更新日が今日のSRTだけが出ます。作成日を検索する条件ではありません。後日に試すと同じ練習ファイルでも結果は変わります。
大きい順・フォルダーのみ・内容の検索
es -path "C:\Practice\cgm-files\Everything 資料" ext:mp4 -size -sort size-descending -n 26,291,456バイトのbig.mp4、100バイトのsmall.mp4の順に表示されます。
es -path "C:\Practice\cgm-files\Everything 資料" folder:練習フォルダーの下にあるassetsフォルダーが出ます。
es -path "C:\Practice\cgm-files\Everything 資料" ext:srt content:"テスト"UTF-8のsub_test.srtだけが出ます。
content:はファイルを読み取って検索するため、先に場所と拡張子を限定します。
名前の索引へ内容まで保存されるわけではなく、文字コードや読み取り権限によっては一致するファイルを拾えない場合があります。
検索する内容から操作を選ぶ手順
探したい範囲と使い方から順に当てはめると、GUIで探すかes.exeで絞るかを決められます。2026年10月2日にEverything 1.4.1.1032とES 1.1.0.37で確認した内容にもとづく目安です。
- まず、Everything本体が起動していることと、探したい場所が索引の対象に含まれていることを確認する。
- 名前の一部やext:pngなどで探すだけなら、GUIの検索欄を使う。スペースでAND、|でOR、!で除外ができる。
- フォルダー・拡張子・サイズなどの条件をコマンドプロンプトから指定したいなら、es.exeを使う。
- 空白を含むパスは-pathの値を二重引用符で囲み、ext:fbxなどの条件はそのまま渡す。
- 件数だけ知りたいときは-get-result-countを付ける。
- 見つからないときは、索引への反映待ちか、検索対象のIndexes設定か、終了コードを確認する。
GUIの式は|や>がシェルの記号にもなるため、コマンドプロンプトへそのまま貼り付けないでください。
件数・終了コードと見つからないときの確認
es -path "C:\Practice\cgm-files\Everything 資料" -get-result-count ext:png練習用PNGは1件なので、出力は1です。
新しく置いたファイルは索引へ反映されるまで少し時間がかかるため、Everythingの検索画面で対象が見えるか確認します。
同じコマンドの直後にecho %errorlevel%を入力すると終了コードを確認できます。
終了コード0は検索成功で、件数0と同じ意味ではありません。
終了コード8はEverything検索クライアントが見つからない状態なので、本体が起動しているか確認します。
初期設定では接続されたNTFSドライブを索引にするため、対象範囲はオプションのIndexesで確認します。
検証では既存のEverything設定を変更せず、練習用フォルダーだけを検索しました。
この例はファイルを変更しないため、戻し操作は不要です。
EverythingのGUI操作、PowerShellからの引数の渡し方、ネットワーク共有の索引は今回の検証に含めていません。
仕様:voidtools ES公式ヘルプ、検索構文、索引(2026年10月2日確認)。
よくある質問:Everythingで迷ったときのチェックリスト
es.exeが動かないときは何を確認しますか?
Everything本体が起動しているかを確認します。終了コード8は、Everything検索クライアントが見つからない状態です。
検索結果が0件のときと、終了コード0は同じ意味ですか?
同じではありません。終了コード0は検索が成功したことを表し、件数0と同じ意味ではありません。
新しく置いたファイルが出てきません。
新しく置いたファイルは索引へ反映されるまで少し時間がかかります。Everythingの検索画面で対象が見えるかを確認してください。
どの範囲まで検索されますか?
初期設定では接続されたNTFSドライブを索引にします。対象範囲はオプションのIndexesで確認します。
GUIの検索式をコマンドでそのまま使えますか?
使えない場合があります。|や>がシェルの記号にもなるため、GUIの式をそのまま貼り付けないでください。
この記事の例はファイルを変更しますか?
変更しません。この例は検索だけでファイルを変更しないため、戻し操作は不要です。GUI操作、PowerShellからの引数の渡し方、ネットワーク共有の索引は検証に含めていません。
