UXP プラグインは、Photoshop にパネルやメニューのコマンドを足す、今の方式の拡張機能です。
作るときは、Adobe の UXP Developer Tool(UDT)を使います。
- UDT は Creative Cloud デスクトップアプリの「Apps」から入れる
- 「Create Plugin…」でテンプレート(ps-starter など)から作る。最低の版は 23.0.0
- 「•••」のメニューの Load で読み込み、Watch で保存のたびに自動で読み直す
- 配るときは Package で .ccx を作る
この記事は、Adobe の UXP for Photoshop の公式ドキュメント(developer.adobe.com と GitHub の AdobeDocs/uxp-photoshop、2026年9月29日に確認)にもとづいています。
当方には Photoshop が無いため、実行の再現は含まず、画面の名前は英語版の表記です。
UDTを入れる
- Creative Cloud デスクトップアプリを開く
- 「Apps」から UXP Developer Tools を入れる
- 初めて起動すると Developer Mode を有効にするよう求められるので、「Enable」を押す(管理者の権限が要る)
手で設定するときは、次の場所に settings.json(中身は {“developer” : true})を置きます。
| OS | 場所 |
|---|---|
| Windows | %CommonProgramFiles%/Adobe/UXP/Developer |
| macOS | /Library/Application Support/Adobe/UXP/Developer |
プラグインを作る
- UDT で「Create Plugin…」を押す
- Plugin Name・Plugin Id・Plugin Version を入れる
- Host Application で Photoshop、Host Application Version を選ぶ
- Template を選ぶ(素の JavaScript の ps-starter、React の ps-react-starter など)
- 保存先のフォルダーを選んで作る
UXP のプラグインは Photoshop 23.0.0 より前では動かないため、最低の版は 23.0.0 と入れるよう案内されています。
manifest.json
プラグインの設定は manifest.json に書きます。
公式ドキュメントの例(一部)です。
{
"manifestVersion": 5,
"id": "YOUR_ID_HERE",
"name": "Name of your plugin",
"version": "1.0.0",
"main": "index.html",
"host": {
"app": "PS",
"minVersion": "23.3.0"
}
}| 項目 | 意味 |
|---|---|
| manifestVersion | 5(Photoshop 23.3.0 以降で全機能を使える) |
| id | プラグインの ID。外に配るときは公式に発行されたものに変える |
| host | 対応するアプリ(PS)と最低の版 |
| entrypoints | “type”: “command”(メニューのコマンド)と “type”: “panel”(パネル) |
| requiredPermissions | クリップボード・ネットワークのドメイン・ファイルなど、使う権限を宣言する |
v5 では、entrypoint の処理が Promise を返せるようになり、待ち時間の上限は300ミリ秒です。
読み込んで試す
UDT のプラグイン名の横の「•••」から操作します。
| 操作 | 働き |
|---|---|
| Load | Photoshop に読み込む |
| Watch | ファイルの変更を見張り、保存のたびに自動で読み直す |
| Reload | 読み直す |
| Debug | Chrome のデバッガーに似た画面で、止める・1行ずつ進める |
| Logs | ログを見る |
| Package | 配布用の .ccx を作る |
配る
配布の形式は .ccx で、中身は zip ですが、自分で作らず UDT の Package で作るよう案内されています。
外に配る前に、Developer Distribution portal で正式な ID を取り、manifest.json の id に入れます。
| 配り方 | 内容 |
|---|---|
| Creative Cloud Plugin Marketplace | Developer Distribution portal から出す |
| .ccx を直接渡す | 受け取った人がダブルクリックし、警告で「Install locally」を押す |
パネルの要らない1回きりの処理なら、プラグインではなく UXP スクリプト(.psjs)でも作れます。
スクリプトとの違いは、PhotoshopのUXPスクリプト(.psjs)の書き方で紹介しています。
まとめ
- UDT は Creative Cloud の Apps から。初回に Developer Mode を有効にする
- Create Plugin でテンプレートから作る。最低の版は 23.0.0
- Load・Watch で試し、Debug で止めて調べる
- 配るときは Package で .ccx。ID は公式に発行されたものにする
参考:Adobe「UXP Developer Tools」「Manifest v5」「Packaging your plugin」「Distribution options」(2026年9月29日に確認)。
