PICO4は2022年10月7日に発売しました。
低価格帯のVRヘッドセットといえばMeta Quest2ですが、最大のライバル機としてはこのPICO4があげられます。
PICO4の概要
PICO4の概要をです。
- PICO4のメーカーは?
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ByteDance(バイトダンス)という中華人民共和国会社が開発しています。
あの動画共有サービスTikTokも運営している大手企業です。
- PICO4のスペックは?
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後の項目でMetaQuest 2との詳しい比較を掲載しますが、以下のスペックになります。
Meta Quest 2より安いのにそん色がないスペックです。
スクロールできますVRヘッドセット 発売日 タイプ 内蔵ストレージ 価格 解像度 視野角 リフレッシュレート ヘッドトラッキング 入力 プロセッサ 重さ SAMONIC 3D 2018年4月2日 スマートフォン VR – 2,580円 スマートフォン依存(の1/8程度) 120度 スマートフォン依存 3DoF – スマートフォン依存 約540g Meta Go 2018年5月1日 スタンドアロン 32GB / 64GB 19,300円 / 25,700円 2560 × 1440 110度 60fps / 72fps 3DoF ハンドコントローラー(3DoF) Snapdragon 821 約468g Meta Quest 2019年5月21日 スタンドアロン 64GB / 128GB 49,800円 / 62,800円 2880 × 1600 110度 72fps 6DoF Meta Touch Snapdragon 835 約579g Meta Quest2 2020年10月13日 スタンドアロン 128GB / 256GB 59,400円 / 74,400円 3664 × 3840 110度 72fps/90fps 6DoF Meta Touch Snapdragon XR2(865相当) 約503g PICO 4 2022年10月7日 スタンドアロン 128GB / 256GB 42,570円/ ¥55,500 4320 × 2160 105度 72fps/90fps 6DoF Pico 4 コントローラ(6 DoF) Snapdragon XR2
(865相当)約586g
(全面295g)Meta Quest Pro 2022年10月26日 スタンドアロン 256GB 226,800円 3600 × 3840 106度 72fps/90fps 6DoF Meta Touch Pro Snapdragon XR2+(Quest 2より+50%高速化) 722g PlayStation VR 2016年10月13日 PlayStation 4 – 34,980円 1980 × 1080 100度 90fps / 120fps 6DoF PlayStation Move PlayStation 4 / PlayStation 4 Pro 約610g Meta Rift S 2019年5月21日 ハイエンドPC – 49,800円 2560 × 1440 115度 80fps 6DoF Meta Touch PC依存 約559g HTC VIVE Cosmos 2019年10月11日 ハイエンドPC – 98,870円 2880 × 1600 110度 90fps 6DoF VIVE コントローラー PC依存 約651g HTC VIVE Pro Eye 2019年6月28日 ハイエンドPC – 179,168円 2880 × 1600 110度 90fps 6DoF Vive Controller / Vive Tracker PC依存 約?g
PICO4の特徴
- Meat Quest2より安価だが、スペックは同等以上。
- カラーパススルー付き、外が見やすい。
- 両足トラッカーが付けられる
- ゲームアプリ数が少ない。(PCに接続して遊ぶことは可能)
- DMM系のコンテンツが見られない
中華製ならでは安価で高スペック
Pico4とMeta Quest2の比較です。
項目 | PICO4 | Meta Quest 2 |
---|---|---|
発売日 | 2020年10月7日 | 2020年10月13日 |
タイプ | スタンドアロン | スタンドアロン |
内蔵ストレージ | 128/256GB | 128/256GB |
プロセッサ | Snapdragon XR2 | Snapdragon XR2 |
RAM | 8GB | 6GB |
価格(税込) | 128GB:42,570 円 256GB:55,000 円 | 128GB:59,400円 256GB:74,400円 |
重さ | 586g | 503g ※純正ストラップ(+170) ※エリートストラップ(+179g) |
バッテリー容量 | 5,300mAh | 3,640mAh |
解像度 | 4320 × 4320 | 3664 × 3840 |
視野角 | 105(対角) | 85~97(水平) |
リフレッシュレート | 70Hz/90Hz | 70Hz/90Hz/120Hz |
ヘッドトラッキング | 6DoF(インサイドアウト方式) | 6DoF(インサイドアウト方式) |
レンズ | パンケーキレンズ | フレネルレンズ |
パススルー表示 | カラー(シングル) | モノクロ |
瞳孔間距離(IPD) | 3段階(62~72mm) | 3段階(58/63/68mm) |
イヤホンジャック | なし | あり |
PICO4の公式サイトは以下になります。
パススルーがカラー
AR系のゲームも期待できますし、何より物を探す時にカラーで表示されると助かります。
手や足につけるモーショントラッカー
足の動きを追従するトラッカーも登場予定。
PICOストアのゲームアプリのラインナップは微妙
アプリの数はやはりMetaの方が上回ります。
基本的にはVirtual Desktopを使ってPCと連携してアプリや動画のコンテンツを遊ぶというやり方になります。
ここの不便さはMeta Quest 2に比べてはるかに劣ります。
DMMプレイヤーが未対応
DMMプレイヤーが未対応ですが、公式のPCVR(PICO Link / Streaming Assistant)やVirtual DesktopというアプリからSteamVRに接続することが可能です。
Virtual Desktopの方が安定しているので、PCのVRアプリをやる場合はこちらをおすすめします。
まとめ
Meta Quest2 2020年発売で、また後継機が出ない状態です。
もし今低価格帯のスタンドアロンのVRヘッドセットを買うならPICO4も良いでしょう。
ただしアプリストアは考えたほうがいいかもしれません。
あくまでハードウェアだけ。
Virtual Desktopを使ってPCと連携して使うことをおすすめします。