配置済みのボタンやアイコンを別の部品へ変えるときは、Figmaのインスタンスの入れ替え(Instance swap)を使います。ファイル全体のライブラリ移行や、同じ部品の更新受け入れとは異なる操作です。
目的に合う操作を選ぶ
| 目的 | 選ぶ操作 |
|---|---|
| 配置済みの部品を別のメインへ変える | インスタンスを入れ替える |
| 同じ部品の状態・サイズ違いを選ぶ | 用意されたバリアントのプロパティを変える |
| ボタン全体を保ち、内部アイコンだけ変える | 内部インスタンスや入れ替えプロパティを使う |
| 同じ共有部品の最新版を受け取る | ライブラリの更新を確認・適用する |
| ファイル全体で別ライブラリへ移行する | Swap librariesの条件を確認する |
| 共有元のファイルを移したい | 公開済みコンポーネントの移動方法を確認する |
部品・バリアント・ライブラリの違いは再利用機能の比較にまとめています。
インスタンスを入れ替える手順
- 入れ替えるインスタンスを選択します。
- 右サイドバーのコンポーネント名からInstanceメニューを開きます。
- 同じファイルまたは追加済みライブラリから、変更先を探します。
- 変更先を選択し、文字・色・サイズ・参照先を確認します。
以下は2025年8月の操作画像です。グレーはメインコンポーネント、赤や黄色はインスタンスを表す説明用の色分けです。


同じ役割の部品でも、入れ替え先の名前や配置場所が異なることがあります。候補が出ない場合は、部品の名前、利用できるライブラリ、アクセス権、対象がインスタンスかを確認します。公式:コンポーネントとインスタンスの入れ替え
複数のインスタンスを選択してまとめて入れ替える場合も、まず一つで結果を確認すると、意図しない参照変更を発見しやすくなります。
ボタンのアイコンだけを差し替える場合
ボタン全体のメインを入れ替えるのではなく、内部のアイコンがインスタンスになっているか確認します。選択可能なら内部インスタンスを選んで差し替えます。部品にInstance swapプロパティが公開されている場合は、ボタンを選択した状態でその項目を操作できます。
共有部品を作る側は、アイコンの入れ替えプロパティと候補を用意すると、利用者が内部階層を探す手間を減らせます。表示・非表示やラベル変更は、それぞれのプロパティを使い分けます。公式:コンポーネントプロパティ
文字や色の上書きは、必ず残るわけではない
Figmaは入れ替え時にオーバーライドの保持を試みます。文字はレイヤー名と階層の近さ、他の値は元の設定なども関係するため、名前だけ合わせればすべて残るとは限りません。公式:変更の保持条件
| 入れ替え後の確認 | 見ること |
|---|---|
| ラベル | 固有の文言が残っているか |
| 色・スタイル・変数 | 旧値の保持と新部品の既定値が目的に合うか |
| サイズ・リサイズ | 幅、高さ、文字の折り返し、親との関係 |
| 内部アイコン | 入れ子の差し替えが維持されているか |
| 参照先 | 目的のメインコンポーネントになったか |
上書きを戻す場合は、必要なプロパティだけをリセットします。仕組みと確認方法はオーバーライドの使い方へ。最新版が届かない問題なら、ライブラリ更新の確認順を確認してください。
