Figma Sitesは、デザインしたWebページをFigmaから公開する製品です。Publishで公開用のURLを作り、更新後は再公開してWeb上の内容を反映します。Figma Designの共有リンクやプロトタイプとは、公開先と更新の扱いが異なります。
この記事では、公開条件、figma.siteのURL、独自ドメイン、再公開、公開停止を順に説明します。仕様は2026年10月3日に公式資料で確認しています。実アカウントでのSites公開やDNS設定の検証は含みません。
作成できる条件と公開できる条件
| 利用条件 | 作成・公開の扱い |
|---|---|
| Starter | Sitesファイルの作成と、有料プランでのWeb公開を分けて考える |
| 有料プラン | Fullシートとファイルの編集権限を確認して公開する |
| 対象の教育プラン | 条件を満たす利用者は自分で作成した1サイトを公開できる。独自ドメインは対象外 |
教育プランのSites利用は、すべての学校種別に共通するものではありません。教育プランの対象と申請方法で学校種別を確認してください。Organization・Enterpriseでは管理者の設定も確認します。
Figma Sitesはベータとして案内されています。独自ドメインのヘルプには「2025年中は無料」など以前の条件が残っているため、その数値を2026年の契約条件として使わず、実際の管理画面と現行案内を確認します。
figma.siteで公開する手順
- Sitesファイルを開き、公開するWebページとリンク先を確認します。
- 左側のFileアイコンからPublishを開きます。
- 公開画面でサイト名・URL・表示される問題を確認します。
- 公開対象と閲覧範囲を確認し、Publishを実行します。
- 発行されたfigma.siteのURLを、ログインしていないブラウザーで開きます。
公開対象はキャンバス上のWebページ全体です。CMSの動的ページも含まれます。制作途中のページを公開したくない場合は、別のファイルに分けてから公開します。Organization・Enterpriseで組織内向けにする場合は、Audienceの設定を確認します。
公開前には狭い画面での文字の折り返し、ナビゲーション、画像の読み込み、リンク・フォームなどを確認します。Figma上で見えた状態だけで判断せず、公開URLでも確認するのが運用上の確認手順です。
出典:公開・更新・公開停止の公式手順。
更新は再公開して反映する
キャンバスで編集しても、公開中のサイトへ自動で反映されるわけではありません。変更後にPublishから再公開し、Web上のページで確認します。編集途中の状態と、最後に公開した状態を分けて管理します。
以前の公開版へ戻す場合は、Last publishedから対象の公開版を選び、メニューのRepublishを使います。この操作は配信するサイトの版を戻すもので、キャンバス上のデザインを以前の版に戻す操作ではありません。
CMSを使う場合も、編集した内容と公開状態を照合します。Sites CMSの公式ガイドで、利用している項目の公開手順を確認できます。
figma.siteのサブドメインを変更する
自動発行された名前は、Settings → Domains → Edit domainで変更できます。小文字の英数字とハイフンを使い、最大63文字、先頭と末尾は英数字という条件があります。ほかのサイトで使われている名前は選べません。
変更後は以前のサブドメインが使えなくなります。配布済みのリンクやQRコード、プロフィールのURLも更新してください。変更前のURLから自動で転送される前提では運用しません。
一般の公開ヘルプにある旧記述よりも、専用のサブドメイン変更ガイドを確認するのが確実です。
独自ドメインを接続する
独自ドメインは有料プランで利用します。まずfigma.siteでサイトを公開し、その後で所有しているドメインを接続します。ドメインの取得とDNSの変更は、利用しているドメイン管理サービスで行います。
- Settings → Domainsから独自ドメインの追加を開きます。
- 所有するドメインまたはサブドメインを入力します。
- 表示されたTXTとCNAMEのレコードを、ドメイン管理サービスのDNSに設定します。
- Figma側でRefreshを実行して接続を確認します。
- SSL証明書の発行後、HTTPSのURLとwwwの扱いを確認します。
レコードの値はサイトごとに表示されたものを使います。別の解説記事の値をコピーしません。1サイトに接続する独自ドメインは1つで、ドメインの後ろに任意のパスを付けて接続する方法やワイルドカード接続には対応していません。
出典:独自ドメインの管理。
DNSやSSLが反映されないとき
| 症状 | 確認する項目 |
|---|---|
| 接続を認識しない | TXT・CNAMEのホスト名と値、DNSの反映待ち、既存レコードとの競合 |
| Cloudflareで認識しない | 接続対象レコードがDNS onlyになっているか |
| SSLが準備中のまま | 証明書の発行待ち。長時間続く場合はCAAの制限も確認 |
| wwwだけ開かない | 追加時のwww転送設定とDNSを確認 |
証明書の準備は15分程度かかることがあり、さらに時間がかかる場合もあります。公式ヘルプは30分を超える場合、CAAでGoogle Trust ServicesとSSL.comが許可されているか確認するよう案内しています。既存サイトがあるドメインでは、使用中のレコードを無条件に削除せず、接続対象を照合します。
ドメインの切断と公開停止は別の操作
独自ドメインを切断しても、figma.siteのサイトは公開されたままです。Web上から公開を止める場合は、Settings → GeneralのUnpublishを実行します。
公開停止はSitesファイルの削除ではありません。制作データを残して再公開できます。公開停止後は、以前配布したURLが閲覧できなくなったことも確認します。
Figma Designで作ったデザインを開発者へ渡す場合は、Sites公開とは別にDev Modeの使い方を参照してください。クリック遷移を確認するだけなら、プロトタイプの作り方も選択肢になります。
