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Figmaのバリアントの使い方|ボタンの状態・サイズを切り替える基本

Figmaのバリアント / 状態とサイズを切り替える

Figmaのバリアントは、同じ部品の状態やサイズ違いをまとめ、配置後に選んで切り替えられる仕組みです。通常・無効のボタンを別々に探す代わりに、ボタンを配置してStateを選ぶ、といった使い方ができます。

作り始める前に「何を切り替えたいのか」を決めると、部品の数が増えすぎません。ここでは、状態をDefaultとDisabled、サイズをSmallとMediumに分けるボタンを例に説明します。

目次

コンポーネント・バリアント・インスタンスの関係

用語今回の例
メインコンポーネントボタンのデザインを管理する元の部品
バリアントDefault・Mediumなど、ある組み合わせの部品
コンポーネントセット関連するバリアントをまとめた入れ物
インスタンス実際の画面へ配置して使うボタン

グループにまとめただけでは、状態を選ぶバリアントにはなりません。コンポーネントセットを作り、各部品へ状態やサイズの値を割り当てます。仕組みと作成操作はFigma公式のバリアントガイドで確認できます。

最初は2種類の状態から作る

  1. 文字と背景を含むボタンを作り、Create componentでコンポーネント化します。
  2. メインコンポーネントのAdd variantから、もう1つのバリアントを追加します。
  3. 片方を通常の色、もう片方を無効状態の色にします。
  4. セット側のバリアントプロパティ名をStateにします。
  5. 各バリアントのStateをDefault、Disabledに分けます。

すでに別々のメインコンポーネントがある場合は、それらを選んでCombine as variantsからまとめる方法もあります。通常のフレームや、画面へ配置したインスタンスを選んでいるときは、まず選択対象を確認してください。

Disabledという値は、この段階ではデザイン上の呼び名です。Webサイトやアプリで操作を無効にするコードが自動生成されるわけではありません。開発者へ渡すときは、どの条件で無効になるかも別途示します。

Sizeを追加して4つの組み合わせにする

状態の切り替えができたら、サイズの軸を追加します。この練習ではStateが2種類、Sizeが2種類なので、次の4つを用意すると確認しやすくなります。

StateSize確認する見た目
DefaultSmall小さい通常ボタン
DisabledSmall小さい無効ボタン
DefaultMedium標準サイズの通常ボタン
DisabledMedium標準サイズの無効ボタン

バリアントを複製した直後は、プロパティの値も元と同じことがあります。見た目を変えただけで終わらず、StateとSizeの組み合わせを確認します。同じセットにまったく同じ組み合わせが2つあると、競合の原因になります。

実務で必ずすべての組み合わせを作る必要はありません。たとえばSmallのボタンに存在しない状態があるなら、仕様にない部品まで増やさず、利用する組み合わせを設計します。

画面へ配置して切り替えを確認する

  1. Assetsからボタンを画面用のフレームへ配置します。
  2. 配置したインスタンスを選びます。
  3. 右側のプロパティからStateとSizeを切り替えます。
  4. 文字の位置、余白、幅・高さが想定どおりか確認します。

この確認はセット内の元部品を選ぶのではなく、画面へ配置したインスタンスで行います。部品を作る場所と使う場所を分けることで、ほかの制作者が選択しやすい構成になっているかも確認できます。

文字が長くなったときは、短い「保存」だけでなく「変更内容を保存」でも見比べます。サイズを切り替えた際に文字がはみ出すなら、バリアントの設定に加えて、内部のAuto Layoutや余白も見直します。

文字やアイコンの違いまでバリアントにしない

ラベルが違うだけのボタンを大量に作ると、セットの管理が難しくなります。文字はTextプロパティ、要素の表示切り替えはBoolean、入れ子の部品の差し替えはInstance swapなど、目的に合う機能を検討します。代表的な使い分けはFigma公式のコンポーネントプロパティ解説にあります。

今回ならStateとSizeをバリアントにし、ラベルの「保存」「送信」は文字の設定で変更する構成にすると、同じ見た目の部品を重複して作らずに済みます。切り替える理由が「状態」なのか「中身」なのかを考えると整理できます。

切り替わらない・項目が出ないときの確認

  • 通常のフレームやグループを選んでいないか。
  • インスタンス内の文字だけを選んでいないか。
  • 同じプロパティの組み合わせが重複していないか。
  • Stateの値を変えただけで、各部品の見た目を同じままにしていないか。

Hoverという状態を作るだけで、マウスを重ねたときの動きまで自動で付くわけではありません。操作に応じて状態を変える場合は、PrototypeでChange toなどのインタラクションを設定します。まず手動のプロパティ切り替えを完成させてから、動きの設定を加えると確認しやすくなります。

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