セットアップは無料のBlender+Mixamoが定番みたいですが、Mayaのクイックリグでサクッとできました。
目次
人体の3Dスキャンについてのメモ
- Tスタンスは範囲が広くなりすぎて撮りきれないので、Aスタンス推奨
- 真っ黒、真っ白な面は、上手く形がとれない、破損する
- 指は全て超広げること、ポリゴンがくっつくと面倒
- 人体が歪んでる人は誰かに見てもらって、まっすぐになるように矯正した方が良いかも。
- 撮影は一瞬だが、データ処理で数十分待つことになる。(Sample.objというデータと定義します)
MAYAのインストール
- まずMAYAの体験版をインストール。アカウントの登録などあるので数十分かかります。。。
Maya 2018 のダウンロード | 無償体験版 | オートデスク
人体データの位置・回転・スケールの調整(1分)
- Sample.objをMAYAにドラッグ&ドロップ。サイズも小さく正面を向いていません。
- ショートカットW(移動)E(回転)R(スケール)でモデルを正面立たせ、身長も合わせます。(身長サイズの板ポリを置くと合わせやすいです)
- 最後にモデルを選択して、Modify>Freeze Transformationsをかけて数値を綺麗にします。
人体データのセットアップ(4分)
- プルダウンをRiggingにして、Skelton>QuickRigを選択。メニューが表示されます。
- Characterの横の+ボタンを押して、モデルを選択して1)Geometryの+ボタン、続けざま2)GeometryのCreate/Updateボタンを押して、ガイドを作成します。
- 丸いガイドをそれぞれ、近しい部位の骨の位置に調整してやります。(手首や腕、肘、腕の関節などモデルの造形を見ながら位置調整)
- 配置が終わったら、4)Skeleton and SettingsのCreate/Updateボタンを押して、続けて5)SkinningのCreate/Updateボタンを押します。
以上で、HumanIKのセットアップが完了です。
- あとはモデルを選択し、File>Export SelectionからFBXで書き出してやれば、Unity等で使用することができます。
- ちなみにAスタンスからの自動セットアップなので、特に脇のウェイトが上手くいかないです。この部分が気になる場合は、ウェイト調整が必要になります(時間かかります)
そこまで腕を上げるモーションでなければ、そのままでも酷い見た目にはなりません。
全身3Dスキャンしたデータを5分でセットアップする方法まとめ
クイックリグはAスタンスにも対応できるので、簡易セットアップには本当に便利です。
しかもHumanIKなので、リターゲットで他のモーションも簡単に流用できます。
あとの課題はポリゴン数(今回のモデルは△約50万ポリゴン)で、ZRemesher等で自動リトポしてから今回の手順を踏むと、モバイルでも使えて、調整しやすいデータになります。