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【Live2D】公式のPhotoshop書き出しスクリプトを便利にする方法

公式スクリプトをさらにカスタマイズしてみました。

海外でフリーランスをしているテクニカルアーティスト
ゲーム開発・映像制作・WEB制作等を請け負っています。
当ブログは作業効率化のための技術ブログです。

目次

公式のPhotoshop書き出しスクリプトを便利にする方法

[追記] 公式の2019.4の高速化対応に合わせました。

  • オリジナルのデータはそのままで、PSDデータを複製してから統合、「_書き出し」という名前を加えて保存。

最新の公式のPhotoshop書き出しスクリプトはこちらからダウンロード

MITライセンス
https://docs.live2d.com/cubism-editor-manual/script-download/

オリジナルのデータはそのままで、PSDデータを複製してから統合、「_書き出し」という名前を加えて保存するようにしました。

スクリプトを起動すると処理が始まり、「書き出し完了!」というアラートを閉じるとPSDと同階層に書き出し用のデータが生成されます。

Live2D公式のPhotoshopスクリプトカスタマイズ方法

  1. まずは公式からLive2D_Preprocessをダウンロード
  2. お手元のテキストエディタで開きます。

7行目に下記のコードを追加

    //元のドキュメント
    var originalDoc = app.activeDocument ;
    //パス
    var filePath  = originalDoc.path;
    //ドキュメント名
    var fileName = originalDoc.name;
    //ドキュメントを複製
    var copiedDoc = app.activeDocument.duplicate();
  //複製先のドキュメント
    var doc = app.activeDocument ;

52行目と53行目に下記のコードを追加

        //名前をつけて保存
        saveSceneAs();
        //完了のアラート
        alert('書き出し完了!');

183行目と184行目に下記のコードを追加

     function saveSceneAs() {
            //拡張子を除いたファイル名
            var file_name = name.replace(/.[^.]+$/, '');

             //ファイル名の最後に名前を追加
            var file_fullname = filePath + "/" + fileName + "_書き出し";
            var psd_obj = new File(file_fullname);

            //PSD保存の設定
            var psd_opt = new PhotoshopSaveOptions();
            psd_opt.alphaChannels = true;
            psd_opt.annotations = true;
            psd_opt.embedColorProfile = false;
            psd_opt.layers = true;
            psd_opt.spotColors = false;

            //PSD保存
            activeDocument.saveAs(psd_obj, psd_opt, true, Extension.LOWERCASE);

            //複製したドキュメントを閉じる
            activeDocument.close(SaveOptions.DONOTSAVECHANGES);
    }

[おまけ] Live2D用多機能書き出しスクリプト「live2d-utils」

下記のURLからダウンロード

GitHub
GitHub - retorillo/live2d-utils: Set of Photoshop JavaScript script for Live2D model development Set of Photoshop JavaScript script for Live2D model development - retorillo/live2d-utils

使い方はpreprocess.jsxを実行するだけです、(詳細は下記のパスのドキュメント)

live2d-utilsの機能

フォルダ名に下記の命名をつけると、さまざまな処理がされます。

  • -(-がついているフォルダから統合)
  • #(除外)
    #をつけているフォルダは削除されます。

  • ?(強制出力)
    非表示にしてもちゃんと統合されます。

  • :(分割)
    事前にレイヤー統合が必要です。左右にレイヤーを分けてくれます。

  • !(レイヤーマスク/ベクトルマスクをマージ前に削除)

  • @(強制マージ)

  • (プリフィックス追加)
    たとえば親フォルダに「suimin-
    」とつけると子フォルダは「suimin-上まつ毛左」という用にプリフィックスがつく

  • *(統合回避)

公式のPhotoshop書き出しスクリプトを便利にする方法まとめ

オリジナルの編集データは何も処理を加えたくなかったので、改造してみました。

ひと手間加えると更に便利になると思います。

PSDが差し替わらない問題の原因と解決方法を書きました!
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